幼教専攻ブログ

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幼児教育

2018.05.31

「障害児保育」 授業レポート

平成30年5月27日 3時間目に2時間目に引き続き、ゲストの先生をお迎えしました。
障がい系の通園施設の一つである「児童発達支援センター」について、松戸市こども発達センター望月哲也先生にご講話いただきました。
望月哲也先生①20180525 (22).JPG

先生は千葉県男性保育士第一号の方です。そういった意味で、男性保育士の草分け的存在であります。

さすが現役保育士、話を始めるやいなやすぐに手遊びがスタート。
学生も先生の楽しそうに歌い遊ぶ姿につられて、いつのまにか友達とふれあいの手遊びをしていました。
(動画参照)

手遊びが終わると、講話は一変、障がいのある子どものおかれている厳しい現実、保育士の仕事とは・・・などこれまでのご経験をもとに、具体的エピソードを交えてご説明くださいました。悲しい現実のお話しでは目頭を熱くし話を聞く学生、質問をたくさん投げかけていただきながらのお話しでしたので、頭を抱えながら真剣に考える学生、積極的に自分なりの答えを発言する学生など 様々な思いで聞いている様子が感じられました。

 以下、学生の感想の一部を掲載します。


保育士とは子どもの命を守る仕事ということばをお聞きし、もっと責任感をもたなくてはいけないと気づかされた。

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実話が含まれていて、具体的に想像ができてわかりやすく、勉強になりました。保育士としての覚悟の重さを実感し、少し怖くもなりましたが、それに比例するように充実した日々があるのかなと期待も高まりました。

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 一人一人、好みや性格などが違う中、どう接したらよいかすごく難しいと思いました。だけれど、子どもたちに寄り添ってあげることが大切なんだと知りました。お母さんたちがすごく不安になっていることや厳しい偏見があることも知りました。

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 障がいのあるお子さんをもつお母さんは自分が思っている以上に悩みを心に抱えていることが多いのだと思いました。お子さんとお母さんの心に寄り添って心身のケアをできる保育者になりたいと思いました。

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 手遊び、親子遊びがとても楽しかったので、自分も楽しいものを覚えていくことが大切と思いました。(実習では)子ども一人ひとりを理解してともに楽しみたい。

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 (保育以外で得意なことをもつことが大切とお話しいただき、)改めて自分の得意なものと何だろうと考えたとき、全くなく、今後はそれを考え、作っていきたいと思った。

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とにかく笑顔で自分らしく、子どもたちと仲良くなりたいと思いました。…I(私)メッセージが重要であると気付かされた。Iメッセージを実践したいなと思いました。

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 言葉の重みを感じました。障がいをもっている方にしかわからない思いを保育する側が気づいてあげることはとても大きいと思いました。「このエスカレータは車いすの方がご利用されています。一般の方は階段をご利用ください」というアナウンス。障がいをもっている方が一般ではないといわれているように感じてしまうとのこと。ことば使いに気をつけようと思いました。

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 障がいの子どもだからといって毎日同じことをするのは、子どもは良いかもしれないけれど、子どもの成長の手助けにはならないため、社会に出ることを考えたら臨機応変に対応できるようにするのも保育者の仕事なのだと思いました。

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 先生のお言葉一つ一つに重みがあって心にくるものがありました。とても考えさせられました。障がいというものに対する考えを変える機会となりました。

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 障がいのある子がなぜ生きているのか、その意味を考えさせられるお話でした。


障がいのある子どもの保育についてのお話を通して、保育について様々な思いを巡らせ、改めて、保育士の役割と責任を感じることができたようです。
望月哲也先生⑤20180525 (31).JPG

望月先生、本当にありがとうございました。

(前嶋)

 

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