ミュージカル女優の綿引さやか先生から表現について学びました

「パフォーマンスA」は、コミュニケーション力のスキルアップとして、仲間との協調性を身に付けながら表現力を向上させることを目的とした授業で、現代コミュニケーション専攻と幼児教育専攻の学生が受講しています。

受講生がいくつかのグループに分かれ、今年度の課題曲「アラジン」の世界観を表現する作品作りを行っています。

前期に行う15回の授業のうち、ミュージカル女優の綿引さやか先生をお招きした特別授業が2回行われました。
１回目は、5/23（火）１限の授業でご指導いただきました。

【第１回目ご登壇のブログ記事はこちら】

そして、7/19（火）１限に２回目の特別授業が行われました。

 

【作品披露】

まず初めに、学生の作品をさやか先生にご覧いただきました。

ダンスチームとミュージカルチームが、きらびやかなアラジンの衣装をまとい、4月から取り組んできた作品を披露しました。
５月の授業でさやか先生にアドバイスいただいたことをもとにブラッシュアップして完成させた作品。
メンバーとのアイコンタクトや一体感にも気を払い、素晴らしい作品に仕上がりました。

さやか先生からも、5月の発表から表現が格段にレベルアップしているとお褒めいただきました。

 

【良い発声は良い姿勢から】

作品発表後は、さやか先生から、表現について多くのことを教えていただきました。

まずは姿勢。
良い発声をするために、背骨の一つひとつを意識して姿勢を正す方法を教えていただきました。

 

【発声】

次に発声。
おでこから声を出すイメージで、一番遠くのお客様に届ける発声を教えていただきました。
就活の面接の際はもちろん、社会に出てプレゼンするようなシーンでも役立つ発声法です。

 

【気持ちのエアボール】

エアボールの受け渡しをいくつかのグループに分かれて行いました。

嬉しいボール・悲しいボールを、ボールの大きさや重さを想像して相手に渡していきます。
嬉しいボールの時は、大きなエアボールを弾むような笑顔で元気いっぱいに渡していました。
悲しいボールの時は、小さくて重いエアボールを静かにゆっくりと渡していました。

さやか先生から、嬉しいボールは楽しい気持ちを共有でき、悲しいボールは悲しみを分かち合うことで心が軽くなることを表現できていたと評価していただきました。

最後に…

目に見えない一体感も大切で、例えば、後ろに立っている仲間、その場には居ないけれど支えてくれた人、ステージの脇で見守ってくれている仲間の存在も意識して、思いやる気持ちを持つことが大切。その温かさは、ステージを見ているお客様にも自然に伝わる。社会に出た時、保育現場などでもそのような気持ちが大切になってくると教えていただきました。

授業担当教員より

さやか先生の特別授業をとおして、学生たちは表現することの楽しさと奥深さを垣間見ることが出来ていたように感じました。発声や表現技術はもちろんですが、さやか先生の“学生さんに自分の知っている表現することの楽しさを伝えたい”という想いが伝わる内容で、学生たちには大変勇気付けられる貴重な時間となりました。第一線で活躍するミュージカル女優のさやか先生に自分たちの作品を見て頂けただけでなく、細かなところまでコメントを頂けたことは大きな自信になったのではないかと思います。

後期の「パフォーマンスB」の授業では、学習発表会での作品発表や東京立正保育園の園児との交流も行われ、さらに、表現力とコミュニケーション力を身につけて行きます。

（パフォーマンス担当：森田ゆい）

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