修学上の情報等

About us

(1)教員組織、各教員が有する学位及び業績

1.教育組織

(2023年5月1日現在)

    専攻 職位 氏名
1 学長・図書館長 現代コミュニケーション専攻 教授 清 水 海 隆
2 学科長 現代コミュニケーション専攻 教授 東   浩一郎
3 専攻課程長 現代コミュニケーション専攻 教授 有 泉 正 二
4   現代コミュニケーション専攻 教授 松 本 明 香
7   現代コミュニケーション専攻 准教授 森 田 ゆ い
5   現代コミュニケーション専攻 准教授 横 尾 瑞 恵
6   現代コミュニケーション専攻 専任講師 福 田   綾
8 専攻課程長 幼児教育専攻 教授 前 嶋   元
9   幼児教育専攻 教授 飯 田 俊 明
10   幼児教育専攻 教授 澁 谷 美枝子
11   幼児教育専攻 准教授 鈴 木 健 史
12   幼児教育専攻 准教授 須 藤 麻 紀
13   幼児教育専攻 専任講師 福 田 篤 子
14   幼児教育専攻 助教 倉 持 こころ
2.各教員が有する学位及び業績

 ・教授

氏名 最終学歴および学位 主な担当科目
主要業績

清水 海隆(学長)

専攻分野:仏教福祉学

立正大学大学院文学研究科博士課程仏教学専攻単位取得退学
博士(文学)(立正大学)

立正大学名誉教授

仏教と文化

社会福祉

(著書)『吉田久一とその時代 -仏教史と社会事業史の探求-』(共著・法蔵館,・2021年)

『考察 仏教福祉』(大東出版社・2006年)
(論文)「近世日蓮宗における倫理的実践派の系譜」(『長谷川仏教文化研究所所報』第4号・2020年)
「東日本大震災に対する仏教教団の関わり -日蓮宗を例として-」(立正大学社会福祉学部紀要『人間の福祉』第27号・2013年)
(分担執筆)『戦後仏教社会福祉事業史年表』(法蔵館・2007年)

東 浩一郎
(現代コミュニケーション学科長)

専攻分野:理論経済学

中央大学大学院経済学研究科博士後期課程退学

修士(経済学)(中央大学)

経済学概論
情報処理演習

地域研究A

(著書)『グローバル資本主義の構造分析』(共著・中央大学出版会・2010年)
(論文)「価値の可測性にかんする一考察 ~泉弘志氏の批判に応える~」(『東京立正短期大学紀要』第43・44合併号・2016年)
「マルクス的諸概念を組み込んだ利潤率計測と現代資本主義」(『経済学論纂』(中央大学)49巻/5・6合併号・2009年)

(学会報告)「TSSIの現段階」(経済理論学会第65回大会・2017年)

有泉 正二
(現代コミュニケーション専攻課程長)

専攻分野:社会学

法政大学大学院社会科学研究科博士後期課程退学

修士(社会学)(法政大学)

コミュニケーション学概論
コミュニケーション基礎演習

社会学概論A、B

(著書)『哲学中辞典』(共著・知泉書館・2016年)

(論文)「スコットランド啓蒙における社会学的思考─利己主義説批判の構成から─」(『年報社会学論集』15号(関東社会学会)・2002年)
「コミュニケーションを巡る謎」(『東京立正短期大学紀要』第43・44合併号・2016年)
「バンクシーという名の社会現象(前編・後編」(『東京立正短期大学紀要』第45-46号・2017-18年)

(翻訳)『市民社会論 歴史的・批判的考察』(原題Civil Society: The Critical History of an Idea・共訳・2001年)

松本 明香

専攻分野:日本語教育学

大阪大学大学院
言語文化研究科博士後期課程退学
修士(言語学)(大阪大学)

日本語表現法Ⅰ、Ⅱ
日本語中級、上級
日本事情A、B

(著書)『ことばの「やさしさ」とは何か-批判的社会言語学からのアプローチ』(共著・2015年)
(論文)「日本語教育以外の専門性をもつ大学教員のライフストーリーからの考察−教員Bの留学生指導の語りと「私」の構え−」『ことばと文字』6(2016年)
(学会報告)「「留学生指導」という語りの協働的な構築者としての日本語教員の役割-大学の一般教員へのインタビューから得られた省察-」(韓国日語教育学会・言語文化教育研究学会共同開催2020年度国際学術大会・2020年)
(社会的活動)言語文化教育研究学会理事(2018年〜)
アカデミック・ジャパニーズ・グループ研究会代表(2020年〜)

飯田 俊明

専攻分野:ピアノ、芸術学

武蔵野音楽大学大学院音楽研究科修士課程器楽専攻修了

修士(芸術学)(武蔵野音楽大学)

子どもと音楽表現Ⅰ

音楽基礎、音楽アンサンブル
保育内容(表現)の指導法

(著書)『NHKみんなのうた』(10,11月号・ななかまどの秋ピアノ編曲・2009年)
(CD制作)『NHKみんなのうたベスト40』(共作・日本コロムビア・2013年)

『わたしからありがとう』(共作・童謡作曲・2007年)

澁谷 美枝子
専攻分野:教育心理学

千葉大学大学院教育学研究科学校教育専攻(教育心理学)修了

修士(教育学)(千葉大学)

教育心理学Ⅰ、Ⅱ
発達心理学Ⅰ、Ⅱ
子どもの理解と援助

(著書)『勉強ぎらいの理解と教育』(共著・新曜社・1999年)

『よくわかる!保育士エクササイズ⑦ 子どもの理解と援助 演習ブック』(共著・ミネルヴァ書房・2020年)

「算数の基礎的計算補償教育の試み」(『千葉大学教育学部研究紀要』第46巻Ⅰ:教科教育編・1998年)

「生涯学習時代の保育者養成-大学の授業改善に向けて-」(『東京立正短期大学紀要』第47号・2019年)

「保育者志望学生の学習動機と原因帰属―発達的視点を考慮して授業改善を考える予備的調査報告―」(『東京立正短期大学紀要』第50号・2022年)

(学会報告)「保育者としての自己認識と就職希望との関わり」(日本保育学会第54回大会・2001年)

前嶋 元
(幼児教育専攻課程長)

専攻分野:障害児教育

筑波大学大学院修士課程教育研究科障害児教育専攻修了

修士(教育学)(筑波大学)

社会的養護Ⅰ、Ⅱ

教育相談

保育実習指導(施設)

(著書)『統合キャンプハンドブック -発達障害児・家族とのあゆみキャンプ25年の実践から』(共著・2008年)
『学び、考え、実践力をつける家庭支援論』(共著・2014年)
『考え、実践する施設実習』(共著・2015年)
(論文)「地方A町の放課後児童クラブにおける障害児サポート体制の現状と課題」(『小池学園研究紀要』第12号・2014年)

(社会的活動)茨城県教育委員会いじめ解消サポーター(2012年~)及びカウンセリングアドバイザー(2013年~)

 ・准教授

鈴木 健史

専攻分野:教育ファシリテーション

南山大学大学院
人間文化研究科教育ファシリテーション専攻修了
修士(教育ファシリテーション)(南山大学)

東京家政大学大学院
人間生活学総合研究科 児童学児童教育学専攻修了
修士(家政学) (東京家政大学)

保育実習指導
保育実践演習
保育内容総論
子育て支援

(著書)
「保育士等キャリアアップ研修7 マネジメント」(萌文書林・2019年)
「MINERVA保育士等キャリアアップ研修テキスト 7」(ミネルヴァ書房・2020年) 
「園内研修に役立つ 実践! ファシリテーション講座」(保育ナビ フレーベル館・2021年)

(論文)
「汎用性の高いペアレント・トレーニングの開発に向けた施行検証―プログラム効果測定と分析結果を踏まえてー」(『白梅学園大学・白梅学園短期大学 子ども学研究所研究年報』・2021年)
「保育現場における実習生が求める指導法の実際〜学生を対象としたオンラインアンケート結果から〜」(『東京立正短期大学紀要 第)49号・2021年)

(社会活動)
「保育実践セミナー 子どもの最善の利益を尊重するチームづくりを考える 〜保育者同士互いに尊重し学び合う園風土を構築するために〜」(全国私立保育連盟・2019年)

森田 ゆい

専攻分野:舞踊教育学

お茶の水女子大学大学院人文科学研究科舞踊教育学専攻修了

修士(人文科学)(お茶の水女子大学)

フィジカル・エクササイズ

健康科学(体育講義)

幼児体育Ⅰ、Ⅱ

(著書)『ようこそ伝統芸能の世界 伝承者に聞く技と心』(単著・薫風社 2020年)

(論文)「日本の伝統芸能を活用して健康寿命の延伸を推進する可能性を探る-実演家へのインタビュー調査を通じて- 」 (共著・武蔵野大学しあわせ研究所紀要 (2) ・2019年)

「伝統芸能における演技者の生理応答」(『体育の科学』(杏林書院)第68号・2018年)

(学会報告)「日本の伝統芸能の熟達者が熟達を判断する身体づかいの特徴について-能・狂言・文楽(人形遣い)・歌舞伎舞踊・地唄舞・組踊・琉球舞踊を対象に- 」(共同・比較舞踊学会第30回大会・2019年)

(社会的活動)NPO法人日本伝統芸能教育普及協会 むすびの会・事務局長(2002年~)

横尾 瑞恵

専攻分野:臨床心理学

千葉大学大学院医学薬学府博士課程先端医学薬学専攻修了

博士(Ph.D.)(医学)(千葉大学)

心理学概論A、B

臨床心理の基礎

人間関係の心理学

(論文)"Educational effectiveness of a video lesson for bullying prevention"(共著・Children & Schools, 40(2), 2018)

"Alterations of mental defeat and cognitive flexibility during cognitive behavioral therapy in patients with major depressive disorder: a single-arm pilot study."(共著・BMC Research Notes, 12:723, 2019)

"Exploratory study of imagery rescripting without focusing on early traumatic memories for major depressive disorder"(共著・Psychology and Psychotherapy: Theory, Research and Practice, 91 (3), 2018)

(社会的活動)「東京公認心理師協会 子育て支援委員会 委員」(2019年~)

須藤 麻紀

専攻分野:保育学、幼児教育学

白梅学園大学大学院子ども学研究科修士課程修了

修士(子ども学)(白梅学園大学)

保育者論
保育原理

幼児教育課程総論
子どもと人間関係
保育内容「人間関係」の指導法

教育実習指導

(著書)
『保育・教育実践演習テキストノート保育士・幼稚園教諭・小学校教諭をめざす・私の学びのあしあと』(共著・ふくろう出版・2016年)
『保育士等キャリアアップ研修シリーズ7マネジメント(共著・萌文書林・2019年)
『新・保育内容総論 保育って、おもしろい』(共著・教育情報出版・2022年)
『保育者のためのキャリア形成マネジメントブック新人からベテランまで手応えを実感できる組織的な保育力の向上を目指して』(共著・株式会社みらい・2023年)

(論文)
「実習生の学びを支える教員の役割と課題—個々の学びを把握し次の学びへと繋げる支援を目指して」(共著・『人と人間』第9号・目白大学教育研究所所報・2015年)
「離職に至るまでの保育者の葛藤過程と離職要因」(『新渡戸文化短期大学学術雑誌』第7号・2017年)
『保育者の被服行動からみる就業実態』(共著・『東京立正短期大学紀要第50号』・2021年)
『保育者の服への接触にみる子どもと保育者の関係の創造的可能性-伊藤の触覚論を手がかりに-』(共著・『東京立正短期大学紀要第51号・2022年』

(報告書)
「人と人とのつながりを変える保育ファシリテーター養成講座の可能性」(共著・2016年)
「保育の“場づくり”にかかわる学び」(共著・2017年)

(学会報告)
「保育者の離職に対する自己評価」(日本保育学会第69回大会・2016年)
「未来の保育者集団モデルを描く~協働を生み出す保育ファシリテーターの挑戦~」(共・日本保育学会第70回大会・2017年)
「保育づくり・園づくりの中心的担い手の役割と資質2—異業種からの転職者へのインタビューから」(共・日本保育学会第71回大会・2018年)
「新時代における保育づくり・園づくりを担うリーダーのタイプと課題—経営と保育の質向上の両立を目指して」(共・日本保育学会第72回大会・2019年)
「保育士の働く空間-当事者が捉える働きやすさと課題-」(日本保育学会第73回大会・2020年)
「保育者の組織定着における職務環境要因の検討:保育者の自律的キャリア形成と組織コミットメントとの関連」(共・日本乳幼児教育学会第31回大会・2021年)

・専任講師

福田 篤子

専攻分野:生活科学

大妻女子大学大学院人間文化研究科修了

修士(生活科学)(大妻女子大学)

乳児保育Ⅰ、Ⅱ

保育内容「環境」の指導法

保育教材研究

(著書)『保育内容の基礎と演習』(共著・わかば社・2015年)

『保育方法の基礎』(共著・わかば社・2015年)

(論文)「学生の自己成長感を支える -保育所実習Ⅰの振り返りから」(『田園調布学園大学紀要』・第12号・2018年)

(学会報告)「「里」保育の研究(2)」(共同・日本保育学会第71回大会・2018年)

(社会的活動)分担研究「小児慢性疾患児の保育所・幼稚園就園実態調査および就園支援に関する情報自習・分析」(小児慢性特定疾病児童等自立支援事業の発展に資する研究・厚生労働省科学研究費補助金・2018年~)

福田 綾

専攻分野:観光地理学

筑波大学大学院博士後期課程生命環境科学研究科地球環境科学専攻単位取得退学

修士(理学)(筑波大学)

観光学概論
世界遺産と歴史
観光地理

(論文)「飯田市中心市街地における再開発事業の展開と地域活性化」(共著・『地域研究年報』(筑波大学人文地理学・地誌学研究会)第35号・2013年)

(学会報告)「大分県由布市湯平温泉における観光産業の地域的展開」(空間地理学会・2011年)

「北関東の物流における港湾機能の展開 -茨城港を事例として-」(共同・人文地理学会・2011年)

 ・助教

倉持 こころ

専攻分野:児童学

聖徳大学大学院児童学研究科児童学専攻修了

修士(児童学)(聖徳大学)

情報処理演習 人間関係コミュニケーション

保育実習指導 幼稚園実習

(論文)

「学生が授業に期待するもの」に基づく授業改善―「保育相談支援」授業の調査結果から考える保育者養成―

(共著・『東京立正短期大学紀要』第49号・2021年)

「保護者と子どもを取り巻く環境─子育て支援の現状と課題─」

(単著・『東京立正短期大学紀要第50号』・2022年)

「統一的実習評価票作成のための保育現場における実習評価の方法に関する実態調査―保育現場の声を生かした養成校と保育現場の協働による実習評価を目指して―」

(共著・『東京立正短期大学紀要』第51号・2023年)

(学会報告)
「児童とロボットとのコミュニケーションにおける脳血流変化 -保護者とのコミュニケーションとの比較ー」(日本教育心理学会総会・2018年)

「児童における100マス計算の脳血流変化」日本教育心理学会総会・2019年)

「児童の小説と漫画における脳血流測定の試み -右脳と左脳の比較- (共同・日本教育心理学会総会・2020年)

「星と波テストにおける留学生のパーソナリティ−絵の分類に焦点を置いた基礎研究−」(共同・日本教育心理学会総会・2021年)

「統一的実習評価票作成のための保育現場における実習評価の方法に関する実態調査―保育現場の声を生かした養成校と保育現場の協働による実習評価を目指して―」(共同・全国保育士養成セミナー)

星と波テストにおける保育実習前後の比較 ―「絵の分類」に焦点をあてた基礎研究―(単・日本教育心理学会総会・2023年)

※主な業績のみ掲載しています。より詳しい業績については、http://jglobal.jst.go.jp/(独立行政法人科学技術振興機構「J-GLOBAL科学技術総合リンクセンター」)をご覧ください。

 

(2)入学者に関する受入れ方針(アドミッションポリシー)、入学者数、収容定員、在学者数、卒業(修了)者数、進学者数、就職者数

1.入学者に関する受入方針

東京立正短期大学は、「生命の尊重、慈悲・平和」を教育理念としており、自己の生命を真摯に見つめ、自己と他者を理解し、積極的に社会に参画する意志を持った学生を求めています。
そもそも短期大学は「知」を育む場です。したがって何よりも好奇心旺盛で知的探求に富む学生を求めています。
また、こうした学生を求めるため、学力試験のみならず、総合型選抜や学校推薦型選抜など、多彩な選抜を実施します。
以上をふまえ、具体的には次のような能力・意欲を身につけたいという学生の入学を歓迎します。

 

  1. 他者のことばに耳を傾け、自分を表現し伝えようとする意志
  2. 他者のために努力を惜しまず、仲間とともに人間関係および社会関係を築こうとする意志
  3. 現代社会の課題や歴史を理解し、真実から目をそむけない強い意志
  4. 子どもを守ろうとする強いこころと優しさをもち、職業人としての基本的知識およびスキルを身につけようとする意志

 

2.入学者数、収容定員、在学者数、卒業(修了)者数
学科等の名称   2020年度 2021年度 2022年度 2023年度

東京立正短期大学

現代コミュニケーション学科

入学者数 129 111 85 80
収容定員 200 200 200 200
在籍者数 249 238 199 168
卒業者数 116 119 107 -
  現代コミュニケーション専攻 入学者数 87 71 65 52
収容定員 100 100 100 100
在籍者数 170 154 140 113
卒業者数 82 75 70 -
幼児教育専攻 入学者数 42 40 20 28
収容定員 100 100 100 100
在籍者数 79 84 59 47
卒業者数 34 44 37 -
東京立正短期大学
専攻科幼児教育専攻
入学者数 8 8 7 6
収容定員 50 50 50 50
在籍者数 9 8 7 6
卒業者数 9 8 7 -
3.進学者数、就職者数
学科等の名称   2019年度 2020年度 2021年度 2022年度
東京立正短期大学
現代コミュニケーション学科
進学者数 23 28 36 28
就職者数 78 61 72 63
  現代コミュニケーション専攻 進学者数 14 19 28 19
就職者数 42 38 38 38
幼児教育専攻 進学者数 9 9 8 9
就職者数 36 23 34 25
東京立正短期大学
専攻科幼児教育専攻
進学者数 0 0 0 0
就職者数 9 9 8 7

※2019年度:留学生卒業者数1名(国内就職者数1名)
 2020年度:留学生卒業者数3名(進学者数3名)
 2021年度:留学生卒業者数2名(国内就職者数1名、進学者数1名)
 2022年度:留学生卒業者数1名(帰国)

 

(3)授業科目、授業の方法及び内容並びに年間の授業計画(シラバス又は年間授業計画の概要)

1.カリキュラムポリシー

 本学は、学生の知的好奇心を満たすだけでなく、常に社会を意識しながら、文化や言語を異にする他者とともに社会を形成していくためのコミュニケーション能力を学生が修得することを目標にカリキュラムを編成しています。
そのため、コミュニケーションの基本および一般教養を基礎教育科目とし、心理、ビジネス、観光、ならびに幼児教育に関する分野を専門教育科目として、専攻ごとに以下の方針に基づき科目を配置しています。

≪カリキュラム編成の基本方針≫

(現代コミュニケーション専攻)

  1. 教育理念に基づく社会人基礎力としてのコミュニケーション能力の修得
  2. 現代社会を分析し、ともに未来社会を形成するための教養教育
  3. 心理、ビジネス、観光分野における専門教育
  4. 社会に出て役に立つ資格取得を通じた職業人の育成

(幼児教育専攻)

  1. 教育理念にもとづき、保育者としての自己の課題を客観的にとらえ、正しく自己評価し、課題に対処する能力の修得
  2. 子どもの発達の特徴をとらえたうえで、生命を尊重し、一人ひとりの個性を認める保育のあり方や保育技術の修得
  3. 保育者同士で連携を図りながら保育者と関わり子育て支援をしていくためのコミュニケーション能力の修得

≪具体的修得目標≫

(現代コミュニケーション専攻)

  1. (技能・表現)
    独立した個人として、他者を思いやり、互いの意思を尊重し、自らの意見を発信できるコミュニケーション能力を修得する。
  2. (思考・判断)
    現代社会で生きる者として、情報を一方的に取捨選択して受容するだけでなく、話し合いの中から複合的な視点を獲得して物事を考え抜き、自分の方向性を決められる能力を修得する。
  3. (知識・理解)
    心理、ビジネス、観光の各分野ともに必要な基礎知識を身につけるだけでなく、身近な人間関係や地域、社会に還元・貢献できるような専門性を修得する。
  4. (関心・意欲・態度)
    就職先や一般社会で通用するマナー、キャリアアップに向けた主体的な学習態度、組織的な活動・行事などに対する協力的な姿勢を修得する。

(幼児教育専攻)

5回の実習に向けて習得する内容と身につける能力

  1. (1年次前期)
    子どもの特徴や発達についての基礎を学び、それに応じた保育技術を修得する。保育参観(幼稚園)に向けて保育者の仕事と役割について基本的なことを知る。
  2. (1年次後期)
    幼稚園・保育所における保育、施設における療育や養護とは何かを知る。幼稚園実習①・保育実習Ⅰで子どもと関わるための基本的な知識・技能を身につける。
  3. (2年次前期)
    幼稚園実習②を目標に、子どもと関わる幼稚園教諭としての役割を学び、幼稚園で必要な保育技術を修得する。施設実習Ⅰに向けて子どもの個性や状況に応じた保育の実際を学ぶ。
  4. (2年次後期)
    対人援助職である保育者としての自覚を認識し、子どもや保護者に寄り添う保育者の役割について学ぶ。最後の実習となる保育実習Ⅱまたは施設実習Ⅱを終え、保育者としての役割の総括を行う。自分の進路と結びつけ、どのような保育者を目指すのか、保育観を確立させる。
2.授業計画およびシラバス

現代コミュニケーション学科 現代コミュニケーション専攻
(ビジネスコース・観光コース/心理コース)

※1年生科目は2年生も履修することができます

2023年度

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  科目名 単位 学年 開講期 必修・
選択 





仏教と文化A 2 1
仏教と文化B 2 1
哲学概論 2 1
文学 2 1
経済学概論(経済のしくみ) 2 1
法学概論(日本国憲法) 2 1
ジェンダー論 2 1
自然科学概論(日常生活と科学) 2 1
フィジカル・エクササイズA(体育実技) 1 1
フィジカル・エクササイズB(体育実技) 1 1
健康科学(体育講義) 2 1
コミュニケーション学概論 2 1
現代コミュニケーション入門 2 1
自己理解と他者理解 2 1
基礎演習A 1 1
基礎演習B 1 1
ゼミナールA 1 2
ゼミナールB 1 2
ゼミナール入門 1 1
社会学概論A(社会を学ぶ) 2 1 選必
社会学概論B(近現代の社会) 2 1 選必
心理学概論A 2 1 選必
心理学概論B 2 1 選必
言語学概論 2 1 選必
情報リテラシー概論 2 2 選必
情報の役割と倫理 2 2 選必
日本語表現法Ⅰ 1 1
日本語表現法Ⅱ 1 1
日本語表現法Ⅰ※留学生 1 1
日本語表現法Ⅱ※留学生 1 1
コミュニケーションのための基礎英語A 1 1 選必
ビギナーズ・イングリッシュ 1 1 選必
コミュニケーションのための基礎英語B 1 1
カレントイングリッシュ 1 1
アドバンストイングリッシュ 1 1
英会話 1 1
韓国語Ⅰ 1 1
韓国語Ⅱ 1 1
韓国語(補習A) - 1
韓国語(補習B) - 1
手話 1 1
キャリアデザインA 1 1
キャリアデザインB 1 1
キャリアデザインC 1 2
プレゼンテーション 2 1
ボランティア 1 1
海外研修 2 1 (集中)
地域研究A 2 1
地域研究B 2 1
地域研究C 2 1
地域研究D 2 1
日本語上級A ※留学生選必 1 1
日本語上級B ※留学生選必 1 1
日本事情A 2 1
日本事情B 2 1
パフォーマンスA 1 1
パフォーマンスB 1 1
音楽アンサンブル 1 1





秘書学概論 2 1
秘書実務 2 1
簿記の基礎A 1 1
簿記の基礎B 1 1
経済学各論A 2 1
経済学各論B 2 1
情報処理演習A1 1 1
情報処理演習A2 1 1
情報処理演習B1 1 1
情報処理演習B2 1 1
情報処理演習C1 1 1
画像・動画作成と公開 2 1
ビジネスマナー概論 2 1
ビジネスイングリッシュ 1 1
ビジネス心理総論 2 1
ビジネス心理演習 2 1
旅行業務総論(観光プランニング) 2 1
旅行業務演習(観光プランニング演習) 2 1
観光地理 2 1
観光学概論 2 1
ホスピタリティ論 2 1
エアー・ビジネス論 2 1
ホテルビジネス論 2 1
観光英語 1 1
観光マネジメント 2 1
観光サービス論 2 1
世界遺産と歴史 2 1
心理学史 2 1
臨床心理の基礎A 2 2
臨床心理の基礎B 2 2
カウンセリング入門 2 2
心理学統計法 2 1
心理学研究法 2 1
心理学基礎実験 2 2
音楽療法の基礎 2 1
人間関係の心理学 2 1
パーソナリティの心理 2 1
社会行動の心理 2 1
発達の心理 2 1
犯罪の心理 2 1
外見の心理 2 1
資格英語A 1 1
資格英語B 1 1
インターンシップ概論 2 1
インターンシップ 2 1 (集中)
共通自由選択A 2 1  
共通自由選択B 2 1  
共通自由選択C 2 1  
共通自由選択D 2 1  
共通自由選択E 2 1  
共通自由選択F 2 1  
社会的養護Ⅰ 2 1
教育相談 2 2
心理学(試験対策)補習 - 1
英語(編入対策)補習 - 2
TOEIC対策補習 - 1
就職相談 - 2

(2022年度生から適用)

 

現代コミュニケーション学科 幼児教育専攻

2023年度生

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  科目名 単位 学年 開講期 必修・
選択 
幼免 保資





仏教と文化 2 1    
文学 2 1    
法学概論A(日本国憲法) 2 1 幼必 保必
食の科学 2 1   保必
健康科学(体育講義) 2 1 幼必 保必
フィジカル・エクササイズ(体育実技) 1 1 幼必 保必
基礎教養 2 1   保必
コミュニケーションのための基礎英語A 1 1 幼必 保必
コミュニケーションのための基礎英語B 1 1 幼必 保必
コミュニケーション学概論 2 1    
現代コミュニケーション入門 2 1    
基礎日本語 2 1   保必
地域社会活動 1 1    
ホームルームⅠ・Ⅱ - 1・2 前・後隔    
パフォーマンスA 1 1    
パフォーマンスB

1

1    





社会福祉 2 1   保必
保育原理 2 1   保必
社会的養護Ⅰ 2 1   保必
社会的養護Ⅱ 1   保必
教育原理 2 1 幼必 保必
発達心理学Ⅰ 2 1 幼必 保必
子ども家庭支援の心理学 2   保必
教育心理学Ⅰ 2 2 幼必 選必
子どもの保健 2 2   保必
子どもの健康と安全 1 2   保必
子どもの食と栄養 2 1   保必

保育内容「健康」の指導法

1

2

幼必 保必
保育内容「人間関係」の指導法 1 1 幼必 保必
保育内容「言葉」の指導法 1 2 幼必 保必
保育内容「環境」の指導法 1 1 幼必 保必
保育内容「表現」の指導法 2 幼必 保必
乳児保育Ⅰ 2 1   保必
乳児保育Ⅱ 1 1   保必
子どもと健康 1 1 幼必  
子どもと人間関係 1 1 幼必  
子どもと環境 1 1 幼必  
子どもと言葉 1 1 幼必  
音楽基礎 1 1    
子どもと音楽表現Ⅰ 1 1 幼必 保必
子どもと音楽表現Ⅱ 1 2   保必
音楽アンサンブル 1 1   選必
子どもと造形表現 1 1 前・後隔 幼必 保必
幼児体育 1 2   保必
教育実習指導 1 1 通隔 幼必  
教育実習指導(責任実習) 1 2    
保育実習Ⅰ 2 1 (集中)   保必
施設実習Ⅰ 2 2 (集中)   保必
教育制度論 2 2 幼必 選必
情報処理演習 2 2 幼必  
幼児教育教師論 2 2 幼必  
教育方法学 2 2 幼必 選必
幼児理解 2 1 幼必 選必
教育相談 2 2 幼必 選必
幼稚園実習 4 1・2 (集中) 幼必  
幼児教育課程総論 2 1 (集中) 幼必 選必
教職実践演習(幼稚園) 2 2 幼必  
保育実習指導Ⅰ(保育所) 1 1   保必
保育実習指導Ⅰ(施設) 1 2 通隔   保必
子育て支援 1 2   保必
子ども家庭福祉 2 1   保必
子ども家庭支援論 2 2   保必
特別ニーズ教育・保育 2 2 幼必 保必
保育内容総論 1 2 幼必 保必
保育の計画と評価 2 2   保必
保育実習Ⅱ 2 2 (集中)   選必
施設実習Ⅱ 2 2 (集中)   選必
保育実習指導Ⅱ(保育所) 1 2 通隔   選必
保育実習指導Ⅱ(施設) 1 2   選必
子どもの理解と援助 1 2   保必
保育実践演習 2 2   保必
児童館実習 2 1 (集中)    
児童館・児童クラブの機能と運営 2 1    
児童館・児童クラブの活動内容と指導法 2 1    
実習事後指導(補習) - 1 (集中)    
保育教材研究 1 1 通隔   選必
保育の記録と計画 1 1 通隔   選必
保育者論 2 1   保必
レクリエーション活動援助法I 2 2    
レクリエーション活動援助法II 2 2    
共通自由選択科目A~D 各2 1 (集中)    

(2022年度生から適用)

3.実務経験を有する教員一覧

実務経験のある教員等による授業科目(PDF)

実務内容と授業の関連についてはシラバスをご参照ください。

 

(4)学習の成果に係る評価及び卒業または修了の認定に当たっての基準

1.ディプロマポリシー(学位授与方針)

 本学は、教育理念である「生命の尊重、慈悲・平和」を理解し実践できる人格形成を目標としており、複雑化する現代社会において、安易に社会の風潮に流されることなく、社会に対して自らの視角を有する人材育成を目指しています。

 そのために本学では、カリキュラム・ポリシーに基づき62単位以上を取得するとともに、社会人としての汎用能力である個人の独立と他者との協働のための基礎的コミュニケーション能力の修得をもって学生に短期大学士の学位を授与しています。そのための到達目標は以下のとおりです。

(現代コミュニケーション専攻・幼児教育専攻 共通の目標)

  1. 社会の一員であることを認識し、自己を分析して自らの役割を見出し、発信できる言語能力とコミュニケーション能力を修得していること
  2. 授業などでの討論に主体的に参加し、他者との違いを恐れず、激動する現代社会に安易に流されない価値観を確立していること
  3. 他者と異文化を理解し、市民社会を形成するための知識・能力を有するとともに、地域ボランティア活動などにも積極的に取り組み、共に生きる姿勢と能力を獲得していること
  4. 問題に直面したときに、他者を困難にさらすことなく、自らその原因を追究し、行動に活かそうとする独立と協働の姿勢を有していること

(現代コミュニケーション専攻)

それぞれのコースの科目習得とともに,関連資格取得などを通じて次のような力を身につけていること

  1. 心理学基礎の知識と能力を有し、現代社会の中で発揮できる豊かなコミュニケーションの能力(心理コース)
  2. 現代社会経済の仕組みを理解し、コンピュータリテラシー、簿記、秘書学などを通じて得られるビジネスの実務能力(ビジネスコース)
  3. 日本と世界の現状、歴史、文化を理解し、広範な知見に基づく優れたホスピタリティ能力(観光コース)

(幼児教育専攻)

  1. 免許・資格に必要な科目の習得とともに、個別面談指導や実習指導などを通じて次のような力と姿勢を身につけていること
  2. 保育現場の状況に応じて適切に自己を表現することのできるコミュニケーション能力
  3. 慈悲の心をもって他者と関わり、進んで他者のために行動しようとする姿勢
  4. 子どもの生命を尊重し、子どもの発達の特徴をとらえ、子ども一人ひとりの個性を認める保育技術

 

2.卒業要件

教育目標・目的に示した知識・技能を身に付け、以下の卒業要件を満たした者に、卒業の認定、学位の授与を行います。

現代コミュニケーション専攻

計62単位を卒業要件としており、各分野の単位履修要件は以下のとおりです。

区分 必修 選択 備考
基礎教育科目 20 10 ※1 30

※1 選択科目10単位のうち、英語1単位、選択必修科目から4単位を修得すること。

※2 選択科目42単位のうち、基礎教育科目から10単位以上、専門教育科目から15単位以上を修得すること。

専門教育科目 - 15 15
(基礎教育科目あるいは専門教育科目) - 17 17
20 42 ※2 62

幼児教育専攻
計62単位を卒業要件としています。ただし、幼稚園教諭2種免許・保育士資格を取得する場合、合計94単位の修得が必要となります。

区分 必修 選択 備考
基礎教育科目 13 22 62 幼稚園教諭免許・保育士資格の両資格を取得する場合、左記に加え、資格必修科目32単位の修得が必要となる。
専門教育科目 27
40 22 62
3.取得可能な学位
  • 現代コミュニケーション専攻:短期大学士(現代コミュニケーション)
  • 幼児教育専攻:短期大学士(幼児教育)
4.学習成果と評価方法

本学では、ディプロマ・ポリシーにもとづき、各専攻の学習成果を以下のように定めています。

短期大学

現代コミュニケーション専攻

幼児教育専攻

1. 自己を発信できる言語能力とコミュニケーション能力を有している

1-1. 日本語の正しい理解と発信能力を有している

1-2. 基本的な英語能力を有している

1-3. 自らを表現するプレゼンテーション能力を有している

1-1.保育現場の状況に応じて適切に自己を表現することのできるコミュニケーション能力を有している

1-2. 子どもの特徴や発達について理解し、子どもの個性や状況に応じた保育ができる

2. 安易に流されない価値観を確立している

2-1. 広く教養教育を学ぶ姿勢を有している

2-2. 心理、ビジネス、観光の専門分野における知識を有している

2-1.幼稚園・保育所における保育、施設における療育や養護とは何かを理解している

 2-2.保育者としての役割を理解し、自分の進路と結びつけ、どのような保育者を目指すのか、保育観を確立できている

3. 他者と異文化を理解し市民社会を形成する能力を有している

3-1. 他者の立場を理解しコミュニケーションをとる姿勢を有している

3-2. ボランティア等をとおして、地域課題を発見し解決する姿勢を有している

3-1.子どもの生命を尊重し、子どもの発達の特徴をとらえ、子ども一人ひとりの個性を認める保育技術が身についている

3-2.他の保育者や保護者と対話を通して協働しようとする姿勢が身についている

4. 独立と協働の姿勢を有している

4-1. 学校行事に積極的に参加している

4-2. 学習発表会に向けてクラス、ゼミ活動に積極的に参加している

4-1.省察を通して学び続ける保育者としての姿勢が身についている

4-2.対人援助職である保育者としての自覚を認識し、子どもや保護者に寄り添う保育者の姿勢が身についている

教育の質を確保するため、機関レベル、教育課程レベル、科目レベルで以下のとおり学習成果の獲得状況を測定しています。

 

入学時

アドミッション・ポリシー

在学時

カリキュラム・ポリシー

卒業時・卒業後

ディプロマ・ポリシー

機関レベル

(短期大学)

入学者選抜試験

出願時アンケート

退学状況

休学状況

短大生調査(短大基準協会)

学生満足度調査

卒業者数

就職率

進学者数

教育課程レベル

(専攻)

入学者選抜試験

出願時アンケート

GPA・成績分布

学習ポートフォリオ、学生カルテ

単位修得状況

資格取得状況

卒業時アンケート

就業先アンケート

進学先アンケート

科目レベル

(個々の授業)

プレイスメントテスト(英語)

ピアノレベル調査(音楽)

基礎学力試験(四年制大学編入学希望者)

成績評価

授業出欠状況

授業評価アンケート

 

5.GPA

本学では、成績評価においてGPAを設定しています。

GPAの算定方法

{ (A(P)の単位数×4)+(Bの単位数×3)+(Cの単位数×2)+(Fの単位数×0) }÷履修総単位数

GPAの活用

本学ではGPAにもとづき成績順位をつけており、編入学指定校推薦や就職の推薦を受ける際などの基準としています。また、2期連続で、それぞれの期のGPAが1.5を下回った場合、退学勧告しています。

2022年度GPA分布一覧(PDF)

6.授業評価アンケート

本学では、年2回、全ての授業について授業評価アンケートを実施し、授業改善に活用しています。

授業評価アンケート結果(PDF)

7.学生の学習時間

本学は、短大生調査に参加しており、本学学生の学習時間を集計・分析しています。

本学学生の学習時間集計結果(PDF)

 

(5)学生の修学、進路選択及び心身の健康等に係る支援

1.修学・進路選択に係る支援

入学前

入学後にスムーズに学校生活に入って行けるよう、入学前にスクーリングを実施しています。現代コミュニケーション専攻では基礎学力、コンピュータリテラシー、および人間関係の円滑化を目的としたプログラムを中心に実施し、幼児教育専攻ではピアノの修得を目的としたプログラムを実施しています。また、両専攻において、入学前教育を実施しています。

少人数制教育

本学では、少人数制を基本としており、修学上の悩みはもちろん、将来の進路選択に至るまできめ細かく対応しています。学生の修学状況については、常に担当教員が相談にのっており、学生の希望に配慮しながら必要に応じて専攻課程会議や教務委員会、学生委員会で情報を共有し指導を行っています。

習熟度別指導

英語やIT操作技能、ピアノを苦手とする学生に対しては、基礎から始める授業を別に設けるとともに、必要に応じて習熟度別に分けた授業を展開しています。少人数制の利点を活かし、多様な学生の要望に応えています。

進路指導

授業と課外の学生指導の両面において、働くことの動機づけから、企業や幼稚園・保育所から内定を得るまで、学生が社会に出るためのサポートを行っています。授業では、1年次後期から、実際の就職活動を想定したエントリーシートの書き方や模擬面接などの指導行っています。
四年制大学3年次編入学を目指す学生に対しては、編入学後に必要となる分野の学習に加え、志望校の入試傾向に合わせた個別指導を行っています。

2.心身の健康等に係る支援

身体の健康

健康診断を実施しています。日常では教職員が個々の学生へのケアに努めており、急病時は併設校の養護教諭や近隣病院と連携して対応しています。また、新入生対象のガイダンスにおいて、薬物の有害性についたの講話を開催しています。

メンタルケア・ハラスメント対策

週1回キャンパス内の別館でカウンセリングルームを開設しており、落ち着いた雰囲気の中でカウンセラーに相談できるようになっています。また、ランチタイムや放課後には本館一室へカウンセラーが移動し、相談しやすい体制づくりを心掛けています。その他、カウンセラーによる教職員対象の研修会を開催し、こころの悩みを抱える学生理解に全学的に取り組んでいます。
セクハラ等に関しては、ハラスメント対策委員会を学内に設置し相談窓口を設け、被害者が一人で悩みを抱えこむことのないよう支援体制を整えています。

学生の加入する保険

キャンパス内での、また通学中の事故への対応として、学生全員が「学生教育研究災害傷害保険(学研災+付帯賠責)」に加入しています。


 

(6)教育上の目的に応じ学生が修得すべき知識及び能力に関する情報

学問や知識が机上の空論であってはなりません。本学ではこうした認識に基づき、社会との最も身近な接点である地域との連携を模索しています。学生には、積極的に地域社会に出て行き、そこで地域の方々と一緒にさまざまなことを立案し行動し、諸課題を解決していくことを求めています。こうした学びを通じて、混迷する現代社会への視座を獲得し、多くの人と一緒に社会を作り上げていける人材を育成しています。

現代コミュニケーション専攻
  • 基本的コミュニケーションスキルの修得
    まず自分を知るということから始めます。自分を知ることが他人を肯定することにつながるからです。最終的に、各自の将来を見据えたキャリアプランを描きます。
    一方、基本的な表現や国際的な視野に立ったコミュニケーション能力を身につけるため、日本語と英語を半期のみ必修科目としています。
  • 一般教養の修得
    現代社会への視座を獲得するためには、学科、専攻を超えた一般教養を身につける必要があります。本学には、人文科学、社会科学、自然科学の各分野の科目が幅広く配置されているので、学生はこれを学ぶことで広い視野を身につけることができます。
  • 心理、ビジネス、観光のコース科目
    心理、ビジネス、観光の専門科目は全て選択科目となっており、所属コースに関わりなく、各自の興味と進路に合わせた実践的能力を身につけることができます。
幼児教育専攻・専攻科

幼児教育専攻では、2年間で幼稚園教諭2種免許、保育士資格、および児童厚生2級指導員資格を取得できるカリキュラムを組んでいます。さらに1年間の専攻科をおき、公務員試験対策をはじめとする高度な授業を展開するとともに、認定ベビーシッターやネイチャーゲームリーダーなどの資格取得を目指しています。

  • 保育技術の修得
    子どもの発達の特徴をとらえた上で、一人ひとりの個性を認める保育のあり方や保育技術を身につけることができます。
  • 問題解決能力の修得
    保育者としての自己の課題を客観的にとらえ、正しく自己評価し、課題に対処する能力を身につけることができます。
  • コミュニケーション能力の修得
    保育者同士で連携を図りながら保護者と関わり子育て支援をしていくためのコミュニケーション能力を身につけることができます。
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