現代コミ専攻ブログ

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2017.08.10

東京立正の怪談の真相に迫る

 

東京の心霊スポットとしてネットで検索すると、東京立正高校(短大の併設校)がヒットします。
とはいえ、長年勤務している教職員は一度も遭遇したことはありません。
そこで、東ゼミで、怪談の真相について調べてみました。
詳しい調査結果と考察は文化祭(10月1日)で発表するのでまだお話しできませんが、ほんの少しだけお伝えします。
ネット上では、立正高等女学校(1926年設立)ができる前は病院だったとか、病棟をそのまま校舎にしたといった噂がまことしやかに流れています。
残念ながらこれらはデマです。
立正高等女学校ができる以前、この辺りは一面大根畑でした。
小規模の診療所を含めて病院のようなものは全くありません。
また、現在の校舎は戦後建て替えたものですから、病棟を校舎にしたわけでもありません。
しかし、こうしたデマが流れる背景には、それなりの根拠があります。
ひとことで言ってしまえば、校舎の学校らしくない作りに原因があります。
教室に部屋番号のようなプレートがついていたり(現在は取り外されています)、ドアも学校というより古い病院のような所があります。
そして今回の調査で印象的だったことは、高校の校舎と講堂、体育館、学食などが地下で(一部は地上で)迷路のようにつながっていたことです。
まさに怪談を生み出すような作りと言えます。
結局は単なるうわさ話にすぎない「怪談」ですが、これが広まる現象を、心理学や社会学の視点からも考察してみたいと思っています。
文化祭での発表を楽しみにしていてください。

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↑今回は、高校の石川先生からもいろいろなお話をうかがうことができました。お忙しい中ありがとうございました。

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