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2025.10.25

東京立正短期大学 2025年度 公開講座を開催しました

 

10月19日(日)、本年度も昨年に引き続き、地域の皆さまを対象にした公開講座を、杉並区教育委員会との共催で開催しました。
「東京立正短期大学 2025年度 公開講座」は、以下の2つの目的のもとに実施しています。

  • 本学の教育・研究成果を広く公開し、地域の生涯学習の振興に資すること
  • 多様な主体の連携による学びのネットワークを構築し、地域を担う人材を育成すること

本学では、教育機関としての専門性を地域と共有し、学びを通して人と人がつながる機会を提供することを大切にしています。今回の講座も、音楽という共通の言語を通して、世代を超えた心の交流が生まれるひとときとなりました。

2025 東京立正短期大学 公開講座 ポスター.png

今年のプログラム

今年度は、ピアニスト・作編曲家として多彩なジャンルで活躍する本学特任教授・飯田俊明先生のご縁により、「~バンドネオンを目の前で体験する~ 弦とピアノとバンドネオン ジャンルレスな迫力の音世界」と題したコンサートを開催しました。
バンドネオン奏者の早川純氏、バイオリニストの高橋暁氏、チェリストの寺井創氏をゲストに迎え、4名による特別なステージが実現しました。
当日はクラシックから映画音楽、タンゴ、ポップスまで、ジャンルを超えた多彩な音楽が披露され、会場は熱気と感動に包まれました。

 

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前嶋幼児教育専攻課程長のあいさつの後、演奏が始まると同時に、会場全体が一瞬にして音楽の世界へと引き込まれました。
オープニングを飾ったのは「序奏とアレグロ」。ピアノ・バイオリン・チェロによるトリオ編成で、緊張感とエネルギーに満ちた演奏が会場を一気に引き込みました。
続く「シンドラーのリスト」では、バイオリンを中心にした深い祈りのような旋律が静かに響き、聴く人それぞれの胸に深い余韻を残しました。
3曲目の「エル・チョクロ」では、いよいよバンドネオンが登場。
蛇腹の動きとともに息づくように音が広がり、その繊細で情熱的な響きに会場全体が魅了されました。
楽器の構造や音色の魅力について、奏者の早川さんからの丁寧な紹介もあり、参加者はより深く音楽の世界を味わうことができました。
東京立正短期大学 公開講座2025(9).jpg

後半は「ミケランジェロ‘70」や「リベルタンゴ」など、タンゴの名曲で熱を帯びた展開に。
さらに、トリオによる「沁みる夜汽車」では叙情的な音世界が広がり、「ハンガリー舞曲第5番」では圧巻の情熱がほとばしりました。
「くまのプーさん」ではアンデスの音色を取り入れた遊び心ある演奏が会場を和ませ、「優しさに包まれたなら」では、しっとりとしたアレンジで心癒やされるひとときとなりました。

終盤の「リバーダンス」では、全員の息の合ったリズムと情熱が炸裂。
アンコールの「She」で幕を閉じると、会場は温かな拍手と笑顔に包まれました。
演奏後には出演者への質問や感想も多く寄せられ、音楽の持つ力を改めて感じる時間となりました。

本年度は例年以上に反響が大きく、多くの方々にご来場いただき、会場はほぼ満席となりました。
毎年お越しいただく地域の方々のお顔も多く見られ、教職員一同、心よりうれしく感じております。
音楽がもたらす感動と笑顔が、地域と大学を結ぶ温かな輪となった一日でした。

 

♪セットリスト♪


アレグロ
シンドラーのリスト トリオ
ミケランジェロ‘70 
リベルタンゴ
沁みる夜汽車
ブラームス:ハンガリー舞曲5番
エリナリグビー 
くまのプーさん
優しさに包まれたなら
リバーダンス
――アンコール――
She

 

今後も東京立正短期大学では、教育・文化・福祉など多様なテーマによる講座やイベントを企画し、地域の皆さまに学びと交流の場を提供してまいります。
引き続き、東京立正短期大学の公開講座をどうぞよろしくお願いいたします。
 

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出演者(左より、敬称略)
早川純(バンドネオン)、高橋暁(ヴァイオリン)、飯田俊明(ピアノ)、寺井創(チェロ)

 


東京立正短期大学

現代コミュニケーション学科(2年制/共学)

〇現代コミュニケーション専攻
 心理コース/ビジネスコース/観光コース

〇幼児教育専攻
 ※2年間で保育士資格と幼稚園教諭2種免許の
    ダブル取得が可能です。
 ※児童厚生2級指導員の資格も取得可能です。

〒166-0013 東京都杉並区堀ノ内2-41-15
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