幼教専攻ブログ

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幼児教育

2025.11.08

「手話」を通してつなぐもの

東京立正短期大学
専攻科・現代コミュニケーション専攻・幼児教育専攻1年生

「手話同好会」誕生

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2025(令和7)年度に東京立正短期大学現代コミュニケーション学科に「手話同好会」が誕生しました。

 

いままでも、履修科目で「手話」がありましたが、現代コミュニケーション専攻の学生が学んでおり、専攻科や幼児教育専攻の学生は、他の履修と授業が重複していたため、手話を学ぶ時間の獲得が困難でありました。

そこで、「手話同好会」の誕生です。同好会では、専攻や年代に拘らず、誰もが手話を知ることのできる時間が保障されました。

手話をはじめてみると、手が言葉であるため、「手をどう動かせばいいのかな」「少し難しい」など、普段学生自身が動かしている指の使い方と、手話では表現が異なることを気づきました。

【指文字】が書かれている本をまず見て、そこから自分の指を動かすことをはじめました。
手話を知ること・手話ができるようになることで、さまざまな人とコミュニケーションを図れることを期待し、毎週水曜日に、本学の図書学習室に集まり、手話同好会の活動をしています。

手話に関する施策の推進

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内閣府は、【手話に関する施策の推進】
「手話に関する施策の推進に関する法律」が令和7年6月18日に全会一致で成立し、同月25日に公布、施行されました。この法律では、手話が、これを使用する方にとって日常生活、社会生活を営む上で、言語その他の重要な意思疎通のための手段であるとしています。

国や地方公共団体は、手話の習得、使用や手話文化の保存、継承、発展、国民の理解と関心の増進のために取り組むこととされています。

手話を通じた国民への関心と相互理解の促進のための取組

「内閣府では、手話に関する施策の推進に関する法律に基づき、国民の間に広く手話に関する理解と関心を深めるため、9月23日に、手話の日にふさわしい行事を実施するとともに、全国でイベントを実施します。また、今後、手話の理解に役立つ情報を順次公表していきます。」と示されています。

手話に関する施策の推進 - 内閣府

 

「手話の講義」

2025年度後期には、「手話」の授業も始まりました。
特別支援学校に従事していたり、ろう学校にボランティアで関わっていたりと、手話の経験をもつ教員が授業を担っています。

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 授業を重ねるうちに、「手話」を表現するとは、何であるかを学ぶことになってきます。

例えば、「手話に関する施策の推進に関する法律」は、今年6月に出来た法律です。本当に最近の話です。

「今までは、言語としてとらわれていなかったの?」など、学生から疑問の声があがってきます。知らないときは、意識せずに毎日生活をしていた学生が、知識を得ることで、社会のさまざまなことを意識することが出来るようになりました。これも、手話を学んだからこそ知ることが出来たのだと思います。

 

東京2025デフリンピック

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正式名称は、第25回夏季デフリンピック競技大会 東京2025、略称で、東京2025デフリンピックという愛称で呼ばれている場合もあります。

2025年に東京で開催される夏季デフリンピック競技大会は、日本では初めての開催であり、また1924年にパリで第1回デフリンピックが開催されてから、100周年の記念となる大会になります。

大会期間は、2025年11月15日~26日(12日間)、参加国は、70~80か国・地域の各国選手団等の皆さん約6,000人(選手約3,000人、ICSD役員・SD・審判・スタッフ約3,000人)選手等が東京等に集まります。競技数は、21競技(陸上競技、バドミントン、バスケットボール、ビーチバレーボール、ボウリング、自転車競技(ロード)、サッカー、ゴルフ、ハンドボール、柔道、空手、自転車競技(マウンテンバイク)、オリエンテーリング、射撃、水泳、卓球、テコンドー、テニス、バレーボール、レスリング(フリースタイル)、レスリング(グレコローマン))と多彩です。

 

東京立正短期大学で出来ること

手話同好会の活動が始まり、手話の授業も楽しくなってきた学生たち。
本学で、東京2025デフリンピックに何か協力できることはないであろうか考えました。

「微力ながら応援をしよう!!」ということになりました。

どのような応援がいいのかな。
考えた結果…以前授業で学んだ経験を活かして、バルーンアートを用いて大きな花束を作って、応援プレゼントとして選手に渡すことになりました。

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幼児教育専攻に入学した1年生がバルーンアートの経験を活かして再チャレンジ!!
バルーンに空気を入れて、ここを持ってアートをクルっと捻って「割れそう」「いやいや、大丈夫だよ」と、会話を楽しみながら、時には、ドキドキしながら「花飾り」がいくつも完成していきます。前回のバルーンアートとは異なり、花に茎を付けていきます。「茎ってどこに付けると、花が真っすぐに見えるのかな」「できたできた」と、久しぶりのバルーンアートでしたが、友達同士互いに教え合い、学びに向かう姿勢を、学生自らが体験できたようです。

プレゼントを渡すことを目標としてバルーンアートを作りましたが、学生たちは、自分たちが得た経験をしっかり身につけており、成長する姿をみることも出来ました。

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デフリンピック選手が東京立正短期大学に訪問

2025年10月30日 大会前にもかかわらず、杉並区在住の選手お二人が東京立正短期大学に来てくださいました。

卓球の亀澤理穂選手と、ビーチバレーの伊藤碧紀選手です。幼児教育専攻の1年生が作ったバルーンアートの花束を、清水学長が贈呈さて、選手・学生たちと記念撮影をいたしました。

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このように、東京立正短期大学 現代コミュニケーション学科幼児教育専攻の学生も現代コミュニケーション専攻の学生も、「手話」という学びを通して楽しみながら「地域や社会」も学んでいます。

自分一人では出来ないことも、みんなと一緒であれば出来ることもあるかもしれません。

ブログをご覧いただいている皆さんも是非、東京立正短期大学で一緒に「何か」しませんか。一緒に学びましょう。

中山 恵

 


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●東京立正短期大学では、少人数教育により、多様な問題に対応できるコミュニケーション能力の高い保育者を養成しています。

●2年間に5回ある実習(幼稚園実習①、保育実習Ⅰ、幼稚園実習②、施設実習Ⅰ、保育/施設実習Ⅱ)に参加し、自分の目指す保育者像を明確にしていきます。


東京立正短期大学
現代コミュニケーション学科
(二年制/共学)

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2年間で幼稚園教諭二種・保育士・児童厚生二級指導員取得可能]
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