2025.06.20
1年生 「子どもと環境」の授業にて
2025年4月に東京立正短期大学に入学した新入生、3か月が経過し、幼児教育専攻の学生はなんとなくでも、保育あり方が自分なりに理解出来てきた今日この頃の様子です。
しかし、保育の道は長く「子ども理解」をどのように理解するのか、視線や目線の違い、学生当事者から見える風景と、子どもの身長から見える風景の違い、保育者として「保育者論」を学び、保育者はいくつもの事柄を考え行動に移すことの必要性を考える、更には「子育て支援」の在り方、保護者への支援は何が必要であるのか、登園している乳幼児保護者だけではなく、地域で生活を営んでいる乳幼児の保護者支援は何が必要であるのか、災害時には、自身の園が避難拠点となるのか、避難訓練は園外に避難することが適切であるのか、在園避難がベストであるのか、地域住民の皆さんが園に避難したときには、どのような対応をする必要があるのか等々、学ぶことがたくさんあります。そして、自身はどのようなタイプの保育者なのであるか。モデルタイプ、共同作業者タイプ、見守りタイプ、共鳴タイプ、子どもを真ん中に考え、自分がどのように子どもたちと接していきたいのか、自己分析を試みたりしております。
さて、保育者になるには、もともと保育とは何であるか「保育原理」を学ぶ必要があります。保育は一体どこから発生したのか、どのような歴史があり、誰がどのような社会情勢の中で、現在の保育を形成していったのか。子ども主体という言葉は一人歩きをしていないか等々、深い学びが必要です。さらに、命を預かるということは、どのようなことであるか、命の重みを理解し、保育者として子どもの発達を理解することが大切です。また、「乳児保育」を捉えておく必要は重要であります。なぜならば、未発達の状態で誕生してくる子どもを擁護し、情緒の安定を図る必要があるからです。言葉の獲得も乏しく、保育者は子どもの気持ちに寄り添い代弁をします。歩行の獲得が乏しい子どもの代わりに戸外に出かけたり、おむつを替えたり養護を行うことが非常に重要です。
このように、「子ども」を真ん中に考えながら学生は日々、様々な講義に取り組んでいます。
例えば、音楽表現では、ピアノ演奏。子どもと一緒に歌ったり、音に合わせて踊ったりすることの楽しさや自分なりの表現を楽しんだりします。
しかし、ピアノを弾いたことがない学生は、その学生なりに努力をしていることだと思います。
また、「子どもと環境」の授業では、子どもを真ん中に考え、子どもにとっての環境とは、何であるかを学びます。
そこで、東京立正短期大学幼児教育専攻1年生の学生に、子どもを真ん中に捉えた、カレンダーを製作することを授業で行いました。
子どもに興味関心をもってもらえるようなカレンダーが出来上がったのでしょうか?
カレンダー製作のルールは2つです。1つは八つ切りの色画用紙を用いること。もう一つは、来年のカレンダーを作ることです。
写真をご覧ください。
いろいろなアイディアを頭の中で考えていますね。
さてさて、どのようなカレンダーが完成したの、見ていきましょう。
このカレンダーは「4月」ですね。
桜の木を良く見てください。しっかりとした大きな葉が、画用紙の大きさからはみ出して、立派な桜の木に見えます。
立体的に木や葉があるので、一体この木や葉の中に何が入っているのだろう?と子どもは興味津々だと思います。
さらに、花びらがヒラヒラと舞い降りてくる様相は、子どもたちが触れて楽しめるよう、伸び縮ができるよう折り紙で作ってありますね。そして、カレンダーの日にちが書いているところには、空白箇所がないようにと、花見で楽しめる団子の絵も描いてあります。この4月のカレンダーは、見てよし、触って良しのカレンダーになっています。
とても、興味関心が湧くカレンダーですね!
春が過ぎると梅雨に入り、梅雨が明けるといよいよ子どもたちが楽しみにしているプール活動が始まりますね。
各家庭では、海や川、山へと出かける方もいらっしゃるかもしれません。
さて、次のカレンダーは「8月」です。
こちらのカレンダーも、子どもの興味関心を引く作品となっていますね。
良く見てください。「8がつ」と表記されているところは、画用紙からはみ出ています。
楽しい!嬉しい!という雰囲気が伝わってきます。
写真では見えにくいのですが、フェルトや折り紙、色画用紙とさまざまな素材が所狭しと装飾されていて、子どもたちが触った時にいろいろな感覚・感触を得られることが出来ます。
このように、東京立正短期大学 現代コミュニケーション学科 幼児教育専攻の学生は、授業を通して楽しみながら「保育」を学んでいます。
ブログをご覧いただいている皆さんも是非、東京立正短期大学で一緒に学びましょう。
(幼児教育専攻/中山 恵)
●東京立正短期大学では、少人数教育により、多様な問題に対応できるコミュニケーション能力の高い保育者を養成しています。
●2年間に5回ある実習(幼稚園実習①、保育実習Ⅰ、幼稚園実習②、施設実習Ⅰ、保育/施設実習Ⅱ)に参加し、自分の目指す保育者像を明確にしていきます。
東京立正短期大学
現代コミュニケーション学科(二年制/共学)
幼児教育専攻
[2年間で幼稚園教諭二種・保育士・児童厚生二級指導員取得可能]
現代コミュニケーション専攻
(ビジネスコース・観光コース・心理コース)
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