幼教専攻ブログ

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幼児教育

2025.07.02

前嶋ゼミナール 2025前期 校外学習レポート!

東京立正短期大学幼児教育専攻では、2年次から自分の興味や将来の目標に合わせてゼミを選び、学びをさらに深めていくことができます。ゼミでは、授業で学んだ知識をもとに、疑問点などの知りたい事を深めた上で保育現場に見学へ行きます。先生やゼミの仲間とともに、話し合いや調べ学習を重ねることでより豊かな学びへとなっていきます。

前嶋ゼミの特色のひとつとして、児童養護施設や乳児院など、普段の授業だけではなかなか訪れることのない現場に実際に足を運ぶ「施設見学」などがあることです。授業の教科書だけでは学べない現場の雰囲気や課題を知る貴重な機会となり、新たな知識や視点を得ることが出来ます。今回はこれまでの施設見学をはじめとした前期の校外学習の様子を前嶋ゼミの仲間で紹介します。

 

第1弾 児童養護施設 聖友学園に行ってきました

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<日時>
2025年5月20日(火)14:30-17:00

<スケジュール>
14:30 短大出発
14:45 新高円寺バス停
15:00 阿佐ケ谷駅から徒歩
15:25 聖友学園到着
15:30 施設長若林 弘樹先生からのお話
    ①施設概要説明
​    ②施設見学
​    ③質疑応答
17:00 終了、解散

〈児童養護施設「聖友学園」見学の学び〉
今回の見学では、施設長の方から児童養護施設の基本的な役割や、聖友学園の理念・指針についてお話を伺うことができました。授業で学んだ内容を、実際の現場で見ることで理解を深められたことはとても貴重な経験でした。

施設内は明るく清潔感がありとても温かい空間でした。入所している子どもたちは年齢もさまざまですが、特に中高生が多かったです。職員の方々が子どもたちに優しく声をかけたり、一緒に遊んだりしている様子から、ここが子どもたちにとって「安心できる家」のような場所になっていることが伝わってきました。

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子どもたちの生活の場 その1

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子どもたちの生活の場 その2

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子どもたちの生活の場 その3

また、子どもたちがそれぞれに家庭の事情や困難な背景を抱えて暮らしていること、そして職員の方々が日々どのような思いで子どもたちと向き合っているのかを知ることができました。子どもの気持ちを受け止め、安心して生活できる環境を整えることはもちろん、職員自身が心身ともに健康で働けるような環境づくりにも力を入れていました。

実際に現場を訪れることで、「当たり前」を支えることの難しさや、子どもたちにとって本当に良いことは何か、職員が働きやすい環境を整えることの大切さなど、多くの学びがありました。

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職員の休憩・談話スペース

社会には社会的養護を必要としている人たちがたくさんいるという現実にも、改めて目を向ける機会になりました。

今回の見学を通して、福祉の現場についてより深く知ることができ、今後の学びへの意欲も高まりました。

(担当:2年 S.M.)

 

第2弾 聖友乳児院に行ってきました!

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<日時>
2025年5月25日(月)14:00-16:30

<スケジュール>
14:00頃 短大出発
14:15    新高円寺バス停着
14:20    乗車(京王バス阿佐ケ谷駅行き)
14:30    阿佐ケ谷駅バス停着
14:40  阿佐ケ谷駅出発
14:55  聖友乳児院到着
15:00    講師;院長(施設長)竹内正樹先生
     ①施設概要説明
     ②施設見学
     ③質疑応答
16:30    終了

〈「聖友乳児院」見学の学び〉
はじめに、院長先生から施設概要のお話をお聞きしました。

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次に施設内を見学しました。それぞれの生活の空間について、熱心に説明していただきました。

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中庭のテラスでは日向ぼっこができるようになってします。
私たちが訪問した際に子どもたちが日向ぼっこをしていました。その様子は可愛すぎでした!

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最後に、副院長先生にも加わっていただき、質問に丁寧に応えていただきました。

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最後に、学生の感想の一部を紹介します。

  •  乳児院について、正しい理解をできていなかったことに気づいた。施設ということで、勝手に大人数でいうイメージをもってしまっていた。今回見学をして、とてもアットホームな環境で、子ども一人一人の個性を大切にしていることがわかった。
  • 幼稚園 保育園 児童養護施設以外では乳児院が気になっていた。就職先の候補としたいと思った。
  • 授業で、乳児院のことについて学んできたが、理解が不十分であったことに気付かされた。
  • 今回ユニット化の話をお聞きして、具体的なメリットが知れてよかった。「昨日のことが今日につながり、明日につながる。」という言葉をお聞きして、「家庭的」の意味を具体的に理解することができた。
  • 今回見学とお話をお聞きして聖友乳児院の取り組みや特色がよくわかった。まだ生後10日の赤ちゃんも受け入れていることに驚いた。手厚い養育が受けられる環境でした。受け入れる子どもの年齢層が広かっていることも知ることができた。

このように実際に現場に行くことでしか知れないことはいっぱいあるのだと感じました。

乳児院は可愛い赤ちゃんがいっぱいいます。施設保育士として働くと、ママの代わりになり子どもを育てることができます。とっても魅力的な仕事だと感じました。

(担当:2年 S.M.)

第3弾 交流会を行いました!(番外編)

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<日時>
2025年5月26日(月)17:00-18:30

<場所>
ダンダダン阿佐ヶ谷店

<スケジュール>
17:00  交流会
18:30  解散

<交流会を通して学びとなったこと>
今回は、乳児院の施設見学後に交流会に行きました。
見学後の情報交換ができたことはとってもよい機会となりました。みんな口を揃えて、言ってました。
「ダンダダンはとても美味しい」と。やっぱり餃子は美味しかったです!

<今回いただいたもの>
  ・餃子
  ・水餃子
  ・じゃがバター
  ・ジャージャー麺
  ・冷奴
  ・自家製炙りチャーシュー
  ・餃子の皮アイス

その一部を紹介します。

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このような美味しいご飯が食べながら仲間や先生と関係を深められるのはとってもうれしいです!
前嶋先生ご馳走様でしたm(。 。)m

追記:実は、第2弾の施設訪問前のお話ですが、施設に早めについてしまったので、時間まで公園で休憩をしていました!

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公園に井戸ポンプがあったからやってみたよ!

さすが幼児教育専攻!子どもみたいにみんなで楽しむことができるのは素晴らしい!

(担当:2年 S.S.)

第4弾 児童養護施設 東京家庭学校に行ってきました!

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<日時>
2025年5月26日(火)14:30-17:00

<スケジュール>
14:30ー施設に向けて出発
15:30ー施設に到着、校長(施設長)の松田 雄年 先生から施設の概要を聞く
16:00ー施設見学
17:00ー解散

<東京家庭学校で学びとなったこと>
ここの施設は子ども一人ひとりが自立していて、元気が良く、とても明るい施設でした!

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子ども達の気持ちを尊重できる養育を行なっていて、

必ず一人ひとりと30分会話する時間を設けて子どもの言葉に耳を傾けられる環境を作っていました。

他にも、達成感や満足感を味わえるようにキャンプや運動会等、たくさん行事を行っていました。また屋上には庭園もあり、自然を感じることができる空間でした。

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職員も臨機応変に対応する姿もあり、楽しそうに養育を行なっていました!

仲間の感想を一部紹介します。

  • とてもアットホームだと感じた。子どもたちがとても住みやすそうだと感じた。
  • 正直、私の家よりきれいで大きく、おいしい料理も職員の方が作ってくれてとても良い環境だと感じた。
  • すべての食事を写真に収めているのは、人は「カメラあるとちゃんとする。手を抜かない。」ということをお聞きして、食を豊かにするために行なっていることに感動した。
  • 今は、グループホーム5、6人の職員が配置できるようになっているが、職員が変わりすぎると子どもとの関係が作りづらくなるのでここはそうしていないという話がとても印象的だった。専属の職員を増やすのではなく、フリー職員を増やして対応していることや育成枠職員(学生アルバイト。2ヶ月に1回学習会あり。学習会にもお金を出す。)をもうけていることはとてもよい試みだと思った。

このように、特色のある施設に連れて行ってもらうことで、私たちは自分の世界を広げていくことができ、それが、毎回とっても楽しいです。

(担当:2年 M.M.)

私たちゼミ生は、校外学習を通して、実際に子どもたちが生活する施設や、そこで働く職員の思いなどを知ることができ、将来の進路について深く考えるきっかけにもなりました。

改めて、自分の関心のある分野や将来目指したい姿に合わせてゼミを選び、充実した学びの時間を過ごすことができることは本当に何者にも変えられない貴重な体験と思いました。

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以上、前嶋ゼミナールの学生の校外学習レポートでした。いかがでしたでしょうか? 

校外学習は学生にとって、大きな学びとなったこと、また、学ぶことが大きな喜びとなっていることが、とても伝わってきてこちらもとても嬉しく思いました。

今回、施設訪問を快く引き受けてくださった施設関係者の皆様、本当にありがとうございました。

現場での学びと教室での学びの循環を続けていきたいと思っています。これらを継続していくことにより、幅広い視野で考えられ支援できる保育者に学生がなってくれることを願っています。

(全体構成担当:幼児教育専攻 前嶋)


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