現代コミ専攻ブログ

学生の声で振り返る

『アクティブラーニングウィーク』は、普段なかなかできない企画を一斉に実施する、本学独特の一週間です。
教員による一方向的な講義形式の教育とは異なり、学生が能動的な学習を集中的に行います。

今年は、2025年11月10日（月）～15日（土）に実施しました。
集中活動期間は学内の通常授業を行わず、学内外でさまざまな企画を実施。直接見たり触れたり体験することで、通常の講義では得ることのできないことを学びます。現代コミュニケーション専攻の学生たちは、さまざまな企画の中から興味ある企画に１つ以上参加します。

能動的に参加できるよう事前と事後に課題レポートが与えられたり、授業でレポート発表をしたりします。
​今年も多彩な企画を通じて、学生が“体験を通して学ぶ”機会を得ることができました。

体験を通じて広がる学び

参加学生アンケートによると、参加者の多くが満足度を「★4〜5」と高く評価。
座学では得られないリアルな体験が、学びの理解を深めるきっかけとなりました。

プログラム

錯視の世界を体験しよう！（東京トリックアート迷宮館）
心理学概論で学ぶ「知覚・錯視」を実際に体験することで、人の知覚・感覚の不思議について理解を深めます。
写真撮影を通じて、目と脳の不思議な働きを実感しました。
［担当：心理コース 横尾瑞恵先生］

身近な災害について学び、自分の身を身分で守る術をもとう！防災体験学習
AEDや消火器の使い方を学び、地震・津波の仕組みを体験。
災害時に自分や周囲を守るための知識を身につけました。
［担当：｢多文化共生｣担当　松本明香先生］

ちょっと大人な東京散策
KITTEインターメディアテク＆東京駅周辺ツアー
歴史的建築と近代的ビル群の調和を体感。
無料で公開されている学術資料に触れ、研究の奥深さを知る機会となりました。
［担当：観光コース担当　福田綾先生］

刑事裁判を傍聴してみよう！
実際の裁判を見学し、進行の違いや社会の仕組みを学習。
司法制度への理解が深まりました。
［担当：｢法学概論｣担当　内田裕之先生］

東京証券取引所＆貨幣博物館見学
日本の証券取引所のなかでも最も多くの取引が行われている東京証券取引所と日本銀行併設の貨幣博物館を見学。
東京証券取引所の内部や株取引の仕組みなどを見学を通してしっかりと学びました。
［担当：ビジネスコース担当　東浩一郎先生］

世界遺産検定対策講座
出題範囲や勉強のコツを学び、資格取得への意欲が高まった学生も多くいました。
［担当：世界遺産検定講師］

英語で畑仕事と秋の味覚体験
畑での作業を通じて自然と食のつながりを学び、英語でのコミュニケーションも楽しみました。
［担当：｢コミため基礎英語｣担当　コーリーブランク先生］

学生の声

錯視の世界を体験しよう！（東京トリックアート迷宮館）

• 「写真を撮ると本当に巨人になったように見えて驚いた」
• 「錯視は分かっていてもだまされてしまう、その仕組みをもっと知りたい」
• 「心理学の授業で学んだことが実際に体験できて理解が深まった」

防災体験学習

• 「AEDの使い方を初めて知り、いざという時に役立つと思った」
• 「火に水をかけると一気に広がる実験が印象的で、危険性を実感した」
• 「地震の仕組みや煙の動きなど、普段意識しないことを体験できた」

KITTEインターメディアテク＆東京駅周辺ツアー

• 「都会の雰囲気と歴史的建築の調和を体感できた」
• 「動物の標本を見て、研究の裏側に興味が湧いた」
• 「無料で多くの展示を見られる仕組みに驚いた」

刑事裁判を傍聴してみよう！

• 「裁判の進行の違いを比較できて勉強になった」
• 「被告人がジャージ姿だったのが意外で、リアルな現場を感じた」
• 「社会現象になった大きな裁判も見てみたいと思った」

世界遺産検定対策講座

• 「効率的な勉強方法を知ることができた」
• 「アブ・シンベル神殿を守るために国際協力した話に感動した」
• 「日本の世界遺産をもっと調べてみたいと思った」

英語で畑仕事と秋の味覚体験

• 「里芋の葉がトトロの傘みたいで驚いた」
• 「日光の大切さを学び、自然と食のつながりを実感した」
• 「英語でのコミュニケーションも楽しく、カレー作りなど新しい企画もやってみたい」

今後に向けて

改善要望としては「見学時間をもっと長く」「校内企画を増やしてほしい」といった声も寄せられました。
これらを参考に、来年度はさらに充実したプログラムを企画していきます！！

まとめ

アクティブラーニングウィークは、学生が主体的に学び、進路や日常生活に活かせる知識を得る貴重な機会となりました。今後も「体験を通じて学ぶ」教育を大切にし、学生の成長を支えてまいります。

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