キャンパス通信

News
キャンパス通信

2020.04.09

りったん通信 special edition -1-

 

日記のすすめ

私は、今年1月の短大ツイッター原稿にも「日記のすすめ」を書きました。そのときは、1年間分の自分の経験を振り返る「財産」になり、「自分自身とのコミュニケーション」をする上でとても役立つメディアとして、日記を紹介しました。

そして、新型コロナウィルス感染症が拡大する都市に、「非常事態」の宣言が出されている今だからこそ、あらためて「日記のすすめ」を皆さんにお伝えしたいと思います。

みなさんは、「映える出来事」を写したり「気持ちのつぶやき」を書くなど、日記という形式以外で、すでに似たようなことをしていると言われるかもしれません。実際、日記のような使い方をしている人もいるかもしれませんが、多くの人が、他人に見てもらえるような文章や画像を載せていると思います。なぜなら、これらは他人とのコミュニケーション・ツールでもあるからです。

しかし、今首都圏では、外出の自粛要請が出ています。とくに、人と会っておしゃべりしたり、ご飯を食べに行ったり、イベントに行ったりなどを控える時期なので、他人の興味を惹くような生活はなかなかできません。でも、自分自身だけに向けて書く日記だったら、どんな一日でも、毎日の生活が丸ごと対象になります。

日記はよく、「何もしていないから書くことがない」と、「三日坊主」のたとえとして挙げられますが、「自分が何をしたか」だけを書こうとするからネタ切れをおこすのです。ぜひ、未来の自分自身に、今日のことを教えてあげるつもりで、書いてみてください。自分の目で、耳で捉えた「身の回りの世界」や「今日の世の中」、「(物との)出合い」など、ちょっとした小さな発見でも記録しておこうという気持ちで。

今日の天気も、今朝の体温も、新型コロナウィルス感染症のリアルタイム情報も、新聞の見出しの書き方も、スーパーマーケットの棚の風景も、今日出合った知らない言葉も、買い物途中で見かけた猫の模様も、換気で窓を開けてみたら聞こえた音・鳥の声も……。

日記を書くことによって、何もなくてつまらないと思っていた日常は、びっくりするぐらい色々な物にあふれ、発見の連続だということに、少しずつ気づいてきます。また、日記として記録を続けていくと、本当に、未来の自分にとってよい参考書ができあがってきます。自分という生き物は、同じことに気がつかなかったり、同じことに悩んだりします。緊急事態もまた、何年か先に同じように起こるかもしれません。でも、日記を通じて過去の自分がやってきて、自分自身のことやあの日の世界のことを色々教えてくれるので、未来に起こる不安はかなり減ると思います。

今は学校も再開されず、緊急事態宣言も出されて不安な日常が続いていると思いますが、日記を書くにはよい機会だと前向きに捉えて、「つまらない日常」を記録して楽しんでみてはいかがでしょうか。

日記は、文字を書くだけでなく、今日出合った物の切り貼りをしても楽しめるので、できれば手書きノートがよいですが、現状では新しく買うことができないでしょう。もし身近にノートがなければ、日記アプリを利用してもできると思います。

 

519A0051.jpg
現代コミュニケーション専攻
教員 有泉正二

032-02.png



現代コミュニケーション学科(100名/共学)

〇現代コミュニケーション専攻
 心理コース/ビジネスコース/観光コース

〇幼児教育専攻
 ※2年間で保育士資格と幼稚園教諭2種免許の
    ダブル取得が可能です。
 ※児童厚生2級指導員の資格も取得可能です。

〒166-0013 東京都杉並区堀ノ内2-41-15
TEL 03(3313)5101
FAX 03(5377)7641

資料請求 
   はこちらから!

オープンキャンパス 
   お申込はこちらから!

上に戻る