現コミ
2016.11.07
授業紹介『地域研究D』<現代コミュニケーション専攻>
現代コミュニケーション専攻の『地域研究D』を紹介します。
後期月曜4限に「地域研究D」という授業があります。
この授業では、街に出て写真をたくさん撮ることから研究がスタートします。ポイントは「たくさん」という数の多さです。調査(フィールドワーク)で写真を使うメリットは、撮影者が「意図していないもの」までもが写っているという点にあります。みんなで街に出て、みんなが同じような場所の写真を撮っても、その場所の見え方は随分と違ってきます。
街から帰ってきたら大量の写真をみんなで見ます。みんなで見ることで、初めて何かに気づきます。この気づきをもとに、またみんなで街に出ていく。今度はその「気づいた何か」を中心にコレクションしていく。
そうして私たちは、自分たちの力で、自分たちだけの地域の特徴を発見していくことになるのです。通常の勉強のやり方や調査方法とは随分異なりますが、毎年新たな発見があるので、受講生とともに私も楽しんでいます。
現在は、街に書かれている「グラフィティ」(落書き)をみんなで見つめ始めています。