幼教専攻ブログ

専攻科（幼児教育専攻）実践的な学び

東京立正短期大学には、専攻科（幼児教育専攻／１年制）があります。
現代コミュニケーション学科幼児教育専攻での２年間の学びを終え、１年制の専攻科に進学し、実践的な学びから専門性をさらに高めることができます。

専攻科「子どもの造形」の授業は、子ども造形遊びの体験と研究を通して、活動や環境を考える授業で、自身で目的やねらいを定め、活動の考案実施を行えるようになることが目的です。

6月1日の授業テーマは『コラージュ遊び研究』−コラージュ遊びいろいろ体験−。
どのような授業が行われたのかご紹介します！

空間貼り絵遊び

まずは、担当の小川陽一郎先生から工程の説明がありました。
学生たちは、どんな体験ができるのかワクワクしながら聞いていました。

早速、廊下に出て作業スタートです。
まずは、長いビニールシート３枚を床いっぱいに広げて、透明のビニールテープで貼り合わせていきます。
継ぎ目に隙間ができていないかもしっかり確認します。

ビニールの大きな筒が出来上がりました。
筒の口は空気を送り込むための穴を開けて、扇風機を装着します。
筒のお尻はいったんクルクル巻いて閉じます。

そして扇風機のスイッチをオン！

少しずつビニールの中に空気が送り込まれていきます。
ビニールの継ぎ目に隙間がないか、ドキドキしながら学生たちは見守ります。
※多少の隙間があっても、扇風機で空気を送り続けるので心配ないそうです。

徐々にビニールが膨らんで、天井に近付いていきます。
ほんの数分でビニールいっぱいに空気が入り、大きなバルーンになりました。

そして、先生がハサミで縦に切り込みを入れ、切り口に黄色のテープを貼って玄関を作ります。
テープを貼ることで、玄関から学生が出入りしてもバルーンが裂けることはありません。とても丈夫な玄関です。

一人ずつ中に入ります。

全員入りました！まるで潜水艦の中にいるみたいです。

カッティングシールを使って、バルーンの中から好きなように飾り付けをするようです。

色とりどりのカッティングシールを様々な形に切って、貼っていきます。

あまりにも大きなバルーンなのでどこから貼っていいのか最初は戸惑っていましたが、貼りだしたらハート形や丸、三角、四角、自分の名前など、夢中になって貼っていました。
切れ端も立派な装飾になっています。

冷房を付けた教室に置いた扇風機から冷風を送り続け、反対側の玄関から空気が流れ出ていくので換気もバッチリ。バルーンの中はヒンヤリしていて熱中症の心配もありません。

バルーンの外側の先生の手を内側からマジックでなぞっています！

『東京立正』と大きく貼ってくれました。
『東京立』までは左右対称でOKですが、『正』は簡単なようでなかなか大変そうでした。

授業時間も終わりが近付き、大きなバルーンに穴を開けて脱出です。
やわらかいビニールなので手で簡単に穴を開けることができました。
お気に入りの部分は切り取って持ち帰る学生もいました。

チャイムが鳴って今日の授業はこれで終わりです。
今日は、机の上で紙にシールを貼るのではなく、透明なビニールでできた空間の中に入って内側から貼る体験をしました。

専攻科では、このような体験を積み重ねて、子どもの気持ちに寄り添うことができる保育者を目指します。

授業後の学生の感想は動画をご覧ください！

 

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●東京立正短期大学では、少人数教育により、多様な問題に対応できるコミュニケーション能力の高い保育者を養成しています。

●2年間に５回ある実習（幼稚園実習①、保育実習Ⅰ、幼稚園実習②、施設実習Ⅰ、保育/施設実習Ⅱ）に参加し、自分の目指す保育者像を明確にしていきます。

●専攻科に進学し、さらに高度な保育力を身につけることも可能です。

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