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2020.06.12

新型コロナウイルス感染症予防下におけるアンケート結果

新型コロナウイルス感染症予防のため4月から5月末まで入構禁止となり、在学生がどのような状況下でWEB授業を受講しているのか、心配ごとや困りごとは何なのかについて調査しました。
結果は、通学型授業開始後のサポート体制整備のために最大限活用します。

 

新型コロナウイルス感染症予防対策下における学生アンケート集計結果

質問項目

  1. 生活リズム、ストレス、悩み
  2. WEB授業について
  3. 資格・定期試験・進路について
  4. 本学の対応について
  5. 要望や質問(自由記述)

実施期間

2020年5月18日(月)~24日(日)

回  答

学年 1年生 88名 59%
  2年生 56名 37%
  専攻科生 6名 4%
専攻 現代コミュニケーション専攻 102名 68%
  幼児教育専攻 48名 32%

集計結果

新型コロナウィルス感染症予防下における学生アンケート集計結果.jpg

 

生活リズム、ストレス、悩み

Q1 あなたは現在,どのような生活を送っていますか(起床時間・食事・運動・就寝時間等)?

  1. 生活リズムはだいたい整っている(23%/35人)
  2. 生活リズムが乱れがちになっている(47%/71人)
  3. 生活リズムが乱れている(29%/44人)

「2.生活リズムが乱れがちになっている」と「3.生活リズムが乱れている」を合せると、76%の学生が起床時間や食事、運動、就寝時間などの生活のリズムが乱れてきている(乱れている)という結果になりました。アンケート実施期間は、WEB授業はリアルタイム配信ではなかったため、だんだんとリズムが乱れていったものと思われます。また、外出自粛にともない定期的にどこかへ出かける、運動するといったことができなくなり、活動量が減り、眠りの質にも影響が及んでいるのではないでしょうか。

≪在学生へ≫
6月1日からの通学型授業は、専攻別に分散で行い、授業開始時間も通勤ラッシュを避けた時間に変更しました。在学生の皆さんは、可能であれば登校し、授業を受講してください。もちろん、外出が心配な方は、引き続き自宅でのWEB授業(リアルタイム配信)で勉強を続けることが可能です。その場合は、リアルタイム配信授業までに朝食を済ませたり、身支度をしたりして、生活のリズムを整えるようにしましょう。

 

Q2 困った時に相談したり、援助を求めたりすることができる人はいますか?(複数回答可)

  1. 家族や親せき(125人)
  2. 地元の友だち(88人)
  3. 東京立正短期大学の友だち(44人)
  4. 高校までの先生(小中高,塾を含む)(12人)
  5. 東京立正短期大学の教職員(19人)
  6. いない(9人)

約97%の学生は相談したり、援助を求めたりすることができる人が「いる」と回答しました。しかし、残りの約3%(10名近く)の学生は「いない」と回答しています。入学を機に一人暮らしを始めた新入生にとっては、一回も通学しないままWEB授業が始まりました。一人暮らしにもまだ慣れず、友だちの顔も見たことが無い状況でのWEB授業はさぞ不安が大きいことと思います。

≪在学生へ≫
通学型授業が始まった際は、担任との顔合わせが行われます。悩みや困ったことがある時は、担任はもちろん、学校カウンセラーや事務職員に気軽に相談できるような環境づくりを積極的に行います。

Q3 学生生活において不安なことは何ですか?(複数回答可)

  1. 特に無し(12人)
  2. 友だち関係が良好に築けるか不安(59人)
  3. WEB授業が十分に受けられない(5人)
  4. WEB授業内容が理解できない(28人)
  5. 前期試験に合格し単位がとれるかどうか不安(81人)
  6. 授業が始まったら遅刻せず通学できるか不安(57人)
  7. 就職や編入などの進路が不安(87人)
  8. 学費負担者や自分の収入が減ったため学費の納付が負担(28人)
  9. その他(3人)

「7.就職や編入などの進路が不安」と回答した学生が24%と一番多く、次いで「5.前期試験に単位が取れるかどうか不安」が22.5%、「2.友だち関係が良好に築けるか不安」が16%となりました。2年生にとっては、就職や編入など卒業後の進路決定の大切な時期にあたります。外出自粛や通常どおりの授業が受けられないことで、希望する進路に進めるのか不安になるのは当然のことです。WEB授業の中でも「キャリアデザイン」や「ゼミナール」といった授業で、しっかり進路についてのサポートを行います。また、入構禁止が解除された後は、学内での相談も可能です(3密を避けるため相談の際は予約が必要な場合あります)。

≪在学生へ≫
単位認定についてです。在学生の皆さんは、まず、ポータルサイトからシラバスを確認してください。前期の単位認定は、レポート、Forms等を使用した小テスト、課題作成等で成績評価を行います。WEB授業・来校型授業を受講し、指示された課題を期限までに提出するなど、通常授業と同じように勉強をすることで、教員は皆さんの到達度を確認いたします。WEB授業を受講しているからといって、授業内容や単位認定において学生の皆さんが不利になるようなことはありませんので、心配しないでください。

Q 4      学費負担者や自身のアルバイトについて教えてください?(複数回答可)

  1. 特に変化は無い(75人)
  2. 学費負担者の収入が減ったが何とか生活できる状況(26人)
  3. 学費負担者の収入が減ったので休学や退学を考えている(2人)
  4. 自身のアルバイト収入が減ったが何とか生活できる状況(56人)
  5. 自身のアルバイト収入が減ったので休学や退学を考えている(3人)
  6. その他(8人)

33%の学生が「アルバイト収入が減った」と回答し、15%の学生が「学費負担者の収入が減った」と回答しました。「特に変化は無い」と合わせ93%の学生は「何とか生活できる状況」のようです。しかし、約3%(5名)の学生は、学費負担者や自身の収入が減ったことにより「休学や退学を考えている」と回答しています。

≪在学生へ≫
本学ポータルサイトを通じて各種奨学生募集募集についてお知らせしています。分からないことがある場合は、学生部奨学金担当までご相談ください(給付や貸与には一定の条件がございます)。

WEB授業について

Q5 WEB授業受講やレポート作成に使用するパソコン環境について最も近いものを1つ選んでください。

  1. 自己所有あるいは家族等と共用のパソコンがある(あるいは購入予定である)(123人)
  2. (学校あるいは他人から)パソコンを借りている(11人)
  3.  持っていない(16人)

90%近くの学生はパソコンを使用できる環境下でWEB授業を受講しているという結果が得られました。しかし、11%の学生はパソコンを所有しておらず、WEB授業の受講はできても課題の作成には困難な状況にあるようです。

≪在学生へ≫
在学生には学校からノートパソコンの貸出しを行っています。希望する場合はお申し出ください(申請方法など詳細につきましては本学ポータルサイトをご確認ください)。また、3密を避けて学内でパソコン室等を利用することも可能です(予約制)。分からないことがある場合は、教務部または担任の先生までご相談ください。

Q6  あなたのデータ受信環境について最も近いものを1つ選んでください。

  1. Wi-Fi環境(同等のものを含む)がある(導入予定を含む)。
    あるいは通信制限でも何とか受講できる(145人)
  2. データ容量に上限があり受講において追加料金が発生している(予定を含む)(3人)
  3. データ受信環境がない(1人)
    通信容量上限のため受講の際追加料金が発生(予定も含む)(1人)

97%の学生はWi-Fi環境があると回答しています。WEB授業開始にあたり、学生のデータ受信環境が心配でしたが、本アンケートにより多くの学生はWEB授業の受講環境が整っていることが分かりました。
※各電気通信事業者が、教育の重要性への理解の下、大学等の遠隔授業における学生の通信環境の確保等のため、 携帯電話の通信容量制限等に係る特別な支援措置 を行っています。

Q7  WEB授業への希望を下記から選択してください(複数回答可)

  1. リアルタイム配信にしてほしい(9人)
  2. 双方向性を重視したものにしてほしい(19人)
  3. 後からじっくり課題に取り組める形にしてほしい(59人)
  4. 動画中心にしてほしい(72人)
  5. 課題や資料中心にしてほしい(23人)
  6. その他(21人)

「3.後からじっくり課題に取り組める形にしてほしい」が29%、「4.動画中心にしてほしい」が35%、「5.課題や資料中心にしてほしい」が11%となりました。WEB授業では、教員が授業動画(PowerPoint等を含む)を配信し、学生は後から何度でも視聴可能です。繰り返し視聴することで理解が高まるのはWEB授業の良さだと考えます。
自由記述欄には、課題の提出について、「簡単すぎる」といった意見から「多すぎて困っている」といった意見が寄せられました。

≪先生方へ≫
先生方におかれましては、他の授業との均衡を図りつつ、あまりにも学生の負担となるような課題を与えないようお願いします。
出欠確認については、「出席扱いとなっているか不安」「Formsは確認しづらい」といった意見が寄せられました。出欠確認をFormsに変更した直後のアンケートだったのでこのような意見が寄せられたものと考えます。現在はFormsにも慣れ、順調に出欠確認が行われています。先生方におかれましては、出欠確認後ポータルサイトへの迅速な入力もお願いいたします。 

≪在学生・保護者の方へ≫
出欠状況は、学生はもちろん保護者の皆さんも本学ポータルサイトで確認できますので、定期的にご確認くださいますようお願いいたします。        

資格・定期試験・進路について

Q8 卒業までに取得したい資格は何ですか?(複数回答可)

  1. 幼稚園教諭2種免許(39人)
  2. 保育士資格(41人)
  3. 児童厚生員2級指導員取得(4人)
  4.  認定病児保育スペシャリスト(7人)
  5. ネイチャーゲームリーダー(3人)
  6. 認定ベビーシッター(10人)
  7. MOS Word・Excel・PowerPoint(51人)
  8. 英検・TOEIC・観光英検(47人)
  9. 世界遺産検定(13人)
  10. 国内旅行業務取扱管理者(5人)
  11. サービス介助士(4人)
  12. 医療事務(8人)
  13. ピアヘルパー(29人)
  14. 心理学検定(27人)
  15. 漢字検定(25人)
  16. 日本語検定(42人)
  17. ハングル能力検定(8人)
  18. その他(11人)

どの資格も取得を目指す学生が一定程度いることが分かりました。しかし、残念ながら前期中は、学内で行う検定試験の多くが中止となりました(MOS、漢検のみ実施しています)。

≪在学生へ≫
通常ですと、前期に中級を受験し、後期に上級を受験する学生が多いのですが、今年は、後期の学内検定試験(実施予定)で上級に合格できるよう頑張りましょう。資格・検定試験の実施については、決まり次第、掲示やポータルサイトでご案内いたします。

Q9 前期試験について知りたい情報は何ですか?(複数回答可)

  1. 実施時期(121人)
  2. 実施方法や評価方法(131人)
  3. その他(2人)

ほとんどの学生が前期試験の実施時期や実施方法などについて知りたいと回答しています。

≪在学生へ≫
前期は定期試験を行わず、レポート、Forms等を使用した小テスト、課題作成等で成績を評価いたします。授業内で先生から伝えられる提出期限に遅れないよう、十分注意してください。また、レポートの書き方のルール等について、追って本学ポータルサイトにてお知らせいたします。

Q10 進路について同のように考えていますか?

  1. 就職(94人)
  2. 四年制大学に編入学(28人)
  3. 専門学校に進学(1人)
  4. 海外留学(1人)
  5. まだ分からない(20人)
    他(6人)

63%の学生が「就職」希望と回答しています。また、四年制大学に編入学を希望する学生は19%となっています。

≪在学生へ≫
就職試験・編入学試験の方法や時期も変更になっている場合が多いので、定期的に情報収集をして、時期を逃さないように注意してください。また、担任はもちろん、就職部・教務部でも個別相談を受け付けます(3密を避けるため相談の際は予約が必要な場合あります)。就職試験や編入学試験に必要な成績証明書等の申請につきましては、学生便覧Ⅰ-8ページをご覧ください。

本学の対応について

Q11  本学の対応(WEB授業、立短ポータル、ホームページ、担任指導を含む)の満足度を教えてください。

  1. 非常に満足(30人)
  2. ある程度満足(106人)
  3. 少し不満(13人)
  4. 全く満足していない(1人)

「1.非常に満足」と「2.ある程度満足」を合わせると約90%の学生が一定程度満足していると回答しています。しかしながら、「3.少し不満」「4.全く満足していない」と回答した学生が10%でした。不満の理由は次の設問で回答していただきました。

≪在学生・保護者の方・先生方へ≫
前期は、入学式の中止、オリエンテーションの中止、WEB授業開始など、通常とは異なることが多く、学校からの案内が不足している点も多々あったかと思いますが、この結果を得ることができて安堵しています。在学生の皆さま、保護者の皆さま、教職員の皆さまのご協力の賜物と感謝しています。

Q12  Q11で3「少し不満」や4「全く満足していない」を選んだ方は、その理由を教えてください。

  • 動画内で画像がなく、ただ説明だけをしている授業があり声も聞こえづらく何を言っているか理解ができない授業があることだけが少し不満。
  • オンライン授業がいきなりはじまってやり方が分からず欠席になってしまった。
  • 動画の公開が遅れるなら何か連絡が欲しいです。連絡をくれる先生もいらっしゃいます。それ以外は満足してます。
  • 情報がどこに出ているのかわからないことがある。
  • リアルタイム授業に変更し課題を減らしてほしい
  • ウェブ会議の使い方の説明がなかったので、やり方がわからず困っています。
  • ウェブ会議のやり方について、詳しくりったんポータルか、YouTubeに掲載をしていただけると有難いです。
  • 出欠の反映も遅い。課題は出しているが出席になっているかがわからない。メールの返信をしてくれない先生がいる。
  • 学生から先生にメールを送った際、返信がなく、課題提出期間が終わってしまい、欠席になるかもしれないと不安。
  • PowerPointを使った授業が分かりづらいです。資料をダウンロードして〜の操作方法の説明がほしいです。

≪在学生・先生方へ≫
MicrosoftOfficeのTeamsを使ったWEB授業の操作方法についてのマニュアルはTeamsの各専攻の「一般」にアップしてあります。また説明動画をYouTubeで限定公開しています。本来なら、学生一人ひとりの理解度を確認しながら進行すべきところですが、今回はマニュアルの配付だけでスタートしたことを心苦しく感じています。
また、先生方には担当科目について授業準備、動画撮影と公開などを短期間で実施していただきましたことを、この場をお借りしてお礼申し上げます。
現在では、上記のほとんどが解決済みだと思いますが、今後もさまざまな問題が起きることと思います。在学生の不安を1つずつ取り除けるよう、学生と教員が互いに協力し授業を作り上げていきたいと考えています。お気づきの点がありましたら、何でもお申し出ください。

要望や質問(自由記述)

※お寄せいただいた要望や質問の一部をピックアップしました。

  • 現在実家でWeb授業を受けているので、6月に対面授業が始まる場合、東京に移ってから6月に入るまでの期間と6月から分散登校になる場合に学校のWiFiをお借りしたいのですが可能でしょうか。(返信希望)
  • 先生によって動画の音声が非常に小さいことがある点を改善してほしい。
  • 各授業、試験の教科書持参可能か、応用問題が出るかなど高校の時のような勉強方法でいいのか知りたいです。
  • 私はピアヘルパーの資格を取ろうと考えているのですが、ピアヘルパーの資格をとるためには、対象としている授業を受けないと資格をとることができないと閲覧したのですが、対象としている授業は何でしょうか。(返信希望)
  • 夏休みが始まる時期は年間予定表に書いてある日程と同じなのかを知りたいです。(返信希望)
  • 同じ大学、同じ学年の友達を作る機会が欲しい。
  • 学費返納とか現金給付とかはないんですか?

≪在学生へ≫
○学内Wi-Fi設備の利用について
登校日でなくても学内施設を使用することができます。学内のWi-Fiは学生にも公開されているので自由に使ってください。また、パソコン室、302教室、407教室、学生ホールにパソコンが設置されています。授業で使っていない教室は自由に使用できるのでこちらもご利用ください。ただし、現在(6月12日現在)は16時半までの下校をお願いしています。パソコン貸し出しも行っているので、希望される方は教務部までお申し出ください。

○試験方法
Q9でもご案内しましたが、前期は基本的に定期試験を行わず、レポート、Forms等を使用した小テスト、課題作成等で成績を評価いたします。レポートの書き方のルール等について、追って本学ポータルサイトにてお知らせいたします。

○ピアヘルパーの対象授業
学生便覧Ⅴ-6ページの記載に誤りがありましたのでお詫びして訂正いたします。
ピアヘルパーは、次の科目の中から2科目4単位以上を修得することに加えて、12月に学内で行うピアヘルパー試験に合格することで取得できます。
・コミュニケーション学概論 2単位(現コミ必修)
・自己理解と他者理解    2単位(現コミ必修)
・コミュニケーション基礎演習2単位(現コミ必修※2年生のみ)
・キャリアデザインA     1単位(現コミ必修)
・心理学概論A        2単位(選択)
・心理学概論B        2単位(選択)
・発達心理学Ⅰ       2単位(幼教必修)
・教育心理学Ⅰ       2単位(幼教選択)
・教育相談         2単位(幼教選択)


○学年歴
夏休みは8月8日(土)~9月20日(日)です。
後期授業の形式は、新型コロナウイルス感染症の蔓延状況によって判断します。

○友だちを作る機会について
例年ですと、友達作りにもなる多彩な行事を開催しているのですが、今年度は各種行事が中止になったり自宅で受講していたり、友人を作る機会が制限されていることと思います。
まずはクラス単位で交流を図れないか模索しているところです。

○学費について
申し訳ありませんが、一律の学費返還はありません。
皆さまの学費は、授業配信システムの構築等、自宅でも安心して受講できる仕組みづくりに使わせていただいています。
保護者の家計急変に伴い就学が困難になった場合、本学の規定に応じて奨学金が給付されるので学生部までご相談ください。
また、ポータルサイトで、高等教育修学支援制度をはじめとする国や自治体の支援策を随時お知らせしています。

以上、簡単にご報告いたします。
 
 
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現代コミュニケーション学科(100名/共学)

〇現代コミュニケーション専攻
 心理コース/ビジネスコース/観光コース

〇幼児教育専攻
 ※2年間で保育士資格と幼稚園教諭2種免許の
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 ※児童厚生2級指導員の資格も取得可能です。

〒166-0013 東京都杉並区堀ノ内2-41-15
TEL 03(3313)5101
FAX 03(5377)7641

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