「生命の尊重、慈悲・平和」
本学園の創設は、昭和のはじめにさかのぼり、「一人一人の心の中に、尊い久遠の五重塔を建てましょう」という仏教理念に基づいて開学された「立正高等女学校」に始まります。そもそも五重塔とは、仏さまのいのちを安置する建物を指しています。そのことから、本短大は、「生命の尊重、慈悲・平和」を教育の目的として掲げています。つまり、私たちは、久遠の生命、永遠の生命を持つ尊い存在として、生きとし生ける他のために、慈悲の心をささげ、安らかな社会、平和な世界の実現のための人材育成を教育の目標としているのです。
その実現のために、他者との「コミュニケーション」能力の啓発に力点を置いています。「現代コミュニケーション学科」には「現代コミュニケーション専攻」と「幼児教育専攻」の二つの専攻が設けられています。それぞれの専攻では、個々人に内在する能力に気づき、他者のために自己の能力を発揮できる教養と技術力とを身につけるべく教育がなされています。
東京立正短期大学で学ばれる皆さん一人ひとりが、いのちの大切さに目覚め、新たな自己を発見し、種々の資格を取得され、社会へ旅立たれていかれるよう、私たち教職員は一体となって支援いたします。
学長 清水海隆