財務/事業計画/事業報告/自己点検評価/第三者評価

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(1)平成30年度事業報告書

1.法人の概要

名称 学校法人 堀之内学園 
理事長 山田教周 (就任日 平成26年 4月 1日)
法人設立月日 昭和 26年 3月 6日
役員数 理事10名(内常勤理事5名)
沿革 堀之内妙法寺により昭和元年12月28日立正高等女学校として創立

設置する学校(平成30年5月1日現在)

学校名 学科等 設置認定日 募集定員 学生生徒総数 専任教員数
東京立正短期大学 現代コミュニケーション学科 昭和41年1月25日 100名 247名 14名
東京立正高等学校 全日制課程 普通科 昭和23年 3月1日 210名 650名 35名
東京立正中学校   昭和22年 4月1日 50名 50名 4名

2.事業の概要

(1)教育計画に係る報告

【短期大学】

平成30年度の入学生は、私大定員厳格化の影響もあり2月以降受験者が急増し、幼児教育専攻54名、現代コミュニケーション75名と、両専攻ともに定員を上回った。教育の質低下を招くことのないよう、平成29年度の定員割れから一転して定員を超過した幼児教育専攻においては、演習科目を2クラス体制として対応した。恒常的に定員超過が続いた現代コミュニケーション専攻においては、心理、観光、英語において専任教員を補充し教育の充実を図った。

また、まだ一部の教員にとどまっているものの、昨年度(平成29年度)導入された学習支援システムを活用し、掲示配信機能を使った授業教材の配布やWebシラバスによる課題の事前指示を行い、学生の主体的な学習の充実を図った。さらに、クラス担任制をとり学生一人ひとりの学習成果と課題を把握し、月1回開かれる各専攻課程会議において情報を共有して指導にあたった。さらに、全学的対応が必要な事項については各委員会、教授会において議論し、教職員全体で指導にあたった。

しかし、退学者が前年度と比較して増加し、学生満足度も若干であるが低下する傾向がみられた。両専攻ともに教員が大幅に入れ替わる時期にあたっているので、これまで暗黙の了解で行われてきた教員間の役割分担が機能しなくなっている。属人的に行われてきたやり方を一つひとつ総括し、PDCAサイクルを確立するとともに組織としての機動力と対応力をつけることが課題である。

平成30年4月には東京立正保育園が開園し、短期大学との連携が開始された。初年度は保育園が完成年度になっていないため実習の受け入れはできないが、「保育インターンシップ」という授業を開講し、保育現場で学びを深める体制をとった。また、「浴衣でぃ♡」「ちいさなおんがくかい」などで園児を招き、交流を深めるとともに地域への貢献を心掛けた。

「妙法寺ふれあい祭」「千日紅祭」では、企画段階から本学教員が加わり、学生が他者と協働して問題解決する力を身につけることができるよう図った。

学長の下にある企画運営委員会では、前年度(平成29年度)に全教職員から提出された「中長期構想私案」をもとに、短大の方向についての率直な意見交換が行われた。その結果として学長から、短期大学の目指す方向として「独立と協働の基礎力養成大学」「都市地域創造大学」「21世紀型保育創造大学」の3つが示された。すでに開始されている具体的試みをこの3つの方向に体系化するとともに、新たな施策について議論している。

教務委員会

現代コミュニケーション専攻では、学習成果を資格取得に結び付けることを重視し、延べ207名が資格を取得した(前年度比23名増)。特に、心理学・コミュニケーション関連の資格としてはピアヘルパーを重視し15名全員が合格したほか、英検については2級4名を含む7名が合格した。いずれも専任教員を補充し指導体制を強化した結果である。
幼児教育専攻では、前年度(平成29年度)にカリキュラム・ポリシーとして策定した5回の実習に向けて習得すべき能力を具体化するため、ホームルームにおいて学生一人ひとりの課題に対する個別指導を行った。また、「ボランティア」を「地域社会活動」に改称し、地域のボランティア団体等と連携・協働によるボランティア活動を展開し、地域貢献の姿勢を明確化した。

学生委員会

文化祭を中心とする学内行事は、紫友会(学生自治会)と協力して地域住民との交流を継続させたのと同時に、学生に経済感覚・スケジュール管理・校内美化を意識させる機会とした。7月に実施しているサマーキャンプでは、いつもより余裕のある時間設定にして、クラス・専攻を超えた幅広い交流の場を与えた。学内で6月と11月に実施しているマナー月間では、昨年度より新たに加えた「社会人になって必要とされるマナー」の一環として、「自分自身を守る安全対策」の周知を図った。年に一度行うカウンセリング研修会では、教職員対象に「カウンセリングにつなげるために」と題して、ケーススタディとグループワークを実施した。

就職委員会

現代コミュニケーション専攻では、授業科目「キャリアデザインA・B」講師と連携を図って支援にあたった。また、社会人基礎力・職業適性診断「キャリアステップ」を活用し、ゼミ担任と共有して支援に活かした。幼児教育専攻では、昨年度同様「ホームルーム」を有効活用し、就職活動状況を担任と共有できるような体制で臨んだ。その結果、両専攻全体で97.14%の就職率を達成した。また、今年度後期から、企業より配信される求人票・インターンシップ情報の検索・閲覧システム「キャリタスUC」を導入し、就活のオンライン化に対応した。卒業生対策としては「ホームカミングディ」(6月・7月)を開催し、就職後短期間での離職率が上がらないよう支援を開始した。

入試・広報委員会

平成31年度入試では、定員超過限度の129名の入学者を得た。しかし、現代コミュニケーション専攻入学者92名に対し、幼児教育専攻は37名にとどまった。オープンキャンパス参加者数は484名で前年の543名から大幅に減少した。内訳をみると、現代コミュニケーション専攻希望者が294名(前年度301名)だったのに対し、幼児教育専攻希望者が185名(前年度239名)となっており、やはり幼児教育専攻の落ち込みが目立った。18歳人口の減少と短大進学率が低下しているにもかかわらず保育士養成校が減少していないため、全国的に保育・幼児教育系統短大の定員充足率が低下している。保育園開設を契機に、地域に貢献する本学の特徴を重点的に広報してきたが、その成果はまだ表れていない。


【中学・高等学校】

1. 文部両道の実現に向け、本校独自の部活動時間や休業日を設定し、実行した。また、各部・同好会の年間活動計画及び月毎の活動報告書の提出を実施し、回収の上まとめた。

2. 2020年度高大接続改革を意識した進路指導を行った。ポートフォリオとPDCAシステムを活用し、生徒たちが求めている学部・学科を明確化させ、生徒ひとり一人の特性に応じた入試制度(一般入試・AO入試・推薦入試)を利用するよう指導した。その結果、アンケートによる評価は高く、82%であった。主な合格結果は以下である。室蘭工業大学1名、青森県立保健大学1名、中央大学5名、明治大学1名、学習院大学2名、東京理科大学3名、成蹊大学3名、成城大学1名、東京女子大学8名、立正大学5名、日東駒専15名であった。

3. 新学習指導要領や高大接続改革で求められる新たな学力の向上に向けて、平成30年度入学の高校生からタブレットを配布した。生徒たちはそれを活用しeラーニング「すらら」「スタディーサプリ」で学習内容の理解と質の向上を実現するとともに、「主体性・多様性・協働性」の分野をポートフォリオに記入させた。

4. コースごとのグローバル化、ICT教育そして英語教育の改革を進めるとともに授業そのものの改善を図った。高校1年生の教室に電子黒板を設置し新たな学習環境を構築した。さらに29年度設置した「21世紀型教育研究会」を充実させ、質の高い「主体的・対話的で深い学び」(アクティブラーニング)の実現を図った。同時に評価方法としてのルーブリック案を作成した。

5. 募集広報活動の充実を図るために、中高一貫イノベーションコース、高校スタンダードコース・アドバンストコースの3コースの特徴に応じた募集活動を実施した。イノベーションコースについては高校募集も実施し、新高校1年生には本校中学卒業生に加えて7名が入学した。さらに公立中学校・塾訪問地域の拡大・充実や説明会の改善を図った。また、本校のホームページの内容の充実を図った。平成31年度入試の結果は中学校25名、高校171名となり、残念ながら募集定員数(中学40名、高校225名)までには至らなかった。

6. 生徒指導、紫友会活動については、「文部両道」の実現に向け学習と部活動の充実を行ってきた。今年度の主な結果は以下である。

●チアリーダー部 : 全国高等学校ダンスドリル選手権冬季大会(1月)出場
USA ナショナル in Japan(3月)出場

●水泳部 : 全国大会(インターハイ) 200m自由形 400m自由形 200mバタフライ 400mフリーリレー 800mフリーリレー 出場
全国大会(ジュニアオリンピック) 50m自由形 100m自由形 200m自由形 400m自由形 200mバタフライ 出場
関東大会 200mバタフライ 7位 200m自由形 8位

●ソフトテニス部 : 全日本私立高等学校選抜大会 関東大会 出場
東京都シングルス選手権大会 5位

●中学バレーボール部 : 東京都大会 3位
全国大会 出場

●中学ソフトボール部 : 春・秋季東京都ソフトボール大会 3位

●書道部 : 国際高校生選抜書展入選 日本武道館全国展覧会 入選

●吹奏楽部 : 東京都高等学校吹奏楽コンクールA部門 金賞
日本管楽コンテスト全国大会 最優秀賞

●ダンス&ボーカル部 : サンリオピューロランド ダンスステージプロジェクト 決勝大会 出場
高校生対抗ストリートダンス選手権大会 出場


【保育園】

堀之内学園の基本理念であります「生命の尊重、慈悲、平和」を位置付けて歩んできました。保育園生活の中で子どもの生命を守り育て、保育士は慈悲の心を持って心穏やかに子どもを育て、保護者や地域の子育て家族と連携し支援してまいりました。

保育の基底
・丈夫なからだづくり-おいしく、楽しく、食で育む心とからだ
・歩く力、空間認識、活動を豊かにする散歩―自然は教材の宝庫
・リズム活動―心も体も解放、しなやかなからだづくり
子どもたちが人間としての誇りの感情(自己肯定感)をもてる生活をつくっていくことが保育士の使命と考えています。

<委員会>
運営委員会
11月6日 園児報告・保育状況
2月20日 自己肯定感について保育懇談会-保護者と共に子育てを深める
5月末 年間計画・家庭の様子
9月末 前半期のクラスの姿・運動会に向けて
2月末 1年間のまとめ・進級に向けて

<地域に支えられる保育園を目指して>
妙法寺へ参拝-年末・3月(進級報告)松の木保育園と焼き芋大会
保育施設地域懇談会 参加

 

(2)人事に係る報告

当年度事業計画における人事計画を予定通り実施した。

 

(3)施設設備計画に係る報告

既に償却期間を終えて経年劣化の症状が現れはじめていた中高特別教室棟の空調交換、短大校舎外側の手摺り交換の他、補助金対象となっていた電子黒板7台の追加導入など予算計上案件の殆どを計画通り実施し、教育施設設備の充実を図った。

 

(4)法人運営

1. 中高・短大・保育園を通じて、建学の精神・教育理念を最高価値として、その実現のためのシステムの再検討をあらゆる機会を通じて試みる旨の事業計画作りに関しては、保育園で、六波羅蜜に基づく情操教育をする準備に入ったことから、本部のブランドとして、六波羅蜜に基づく情操教育のブランド作りを全学園で目指すことを、各施設校に提案した。

2. 100周年記念事業準備委員会で、100周年目での中高校舎の建て替えは困難である、との認識共有が広まったので、そのことを前提に、100周年に向けて何をするべきかについて委員及び学園教職員の書面による意見を集め、検討した結果、当面は持続可能な学園を目指すためのブランド作りを目指すことで、準備委員会を閉じた。

3. 情報集約システムを利用した学生支援については、各施設校において、活用範囲を広げることができた。

4. 「教育改革は教員改革であること」を全教職員が自覚した上での、常に進歩できる新たなシステム作りを施設校に呼びかけ続けた結果、アクティブラーニングに対する取り組みが少しずつであるが、前進した。

5. すべてにおいて量の問題と同等に質の問題を考えることを呼びかけた。中高においては部活動の時間を短縮という目に見える結果が生じた。

6. 保育園が開園して、経営収支の安定化をサポートした結果、収容定員の半数強の園児数でのスタートにもかかわらず初年度より収支差額がプラスになった。保育園における建学の精神を踏まえた確かな情操教育及び躾指導については、仏像等の掲示及び六波羅蜜に基づく情操教育についての準備が始まった。

7. 杉並区のひととき保育事業に無償貸与していた研修センターの土地・建物が平成29年度途中で返還されたため、その後の再活用余地を検討してきたが、有効な活用が難しい上に、老朽化した建物・構築物の維持費等も総合的に判断し、売却処分を進めることを理事会・評議員会の総意で決定し、30年度内に売却処分を完了。売却資金収入を減価償却引当特定資産の積み増しに当て、法人財務の改善を図った。

8. 30年度の本部経費は施設校収入の2%以内に収まった。しかし、保育園経営が新たに加わり、施設校・園との連携も一段と広がってきたことから、学園本部の人的・物的な組織充実を進める取り組みに着手したほか、役員室を新たに設置する準備に入った。

9. 施設校との協働により、時代の変化に即した各種規定類の順次見直し・再整備は一部行われたが、次年度もこれを推進する。

以上

 

(2)財務諸表

財務諸表

 

(3)監査報告書

監査報告書

 

(4)自己点検評価報告書

自己点検評価報告書(PDF掲載)

 

(5)認証評価結果

東京立正短期大学は、2017年度、(財)短期大学基準協会による認証評価を受け、短期大学評価基準を満たしているため、適格と認定されました。

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第三者評価認証評価結果(PDF掲載)

 

(6)事業計画書

事業計画書(PDF掲載)

理事名簿(PDF掲載)

 

(7)財産目録

財産目録(PDF掲載)

 

(8)堀之内学園 寄附行為

寄附行為(PDF掲載)

 

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