幼教専攻ブログ

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幼児教育

2021.03.04

フラワーエコバッグ完成です!!

専攻科「地域と子育てB」&「子どもの遊び」まとめ

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 今年度、コロナ禍において実際に地域や子育て家庭と関わることはできませんでしたが、「子育て家庭に必要なものは何か」考え、そして実際に「自分たちの手で作ってみよう!」と視点を変えて取り組んできました。後期はエコバッグ作りに挑戦!ついに完成&プレゼントして実際に使っていただいた感想も伺うことができました。

 エコバッグ完成までの道のりをご報告いたします。

★まずは名前と特徴を決めよう!★

 花柄の生地を使いたい!ということは学生たちの中ですぐに決まり、そのままエコバッグの名前は
「フラワーエコバッグ」に決定しました。

特徴としては

  1. ボタンでマチ機能3段階!かんたん小さく折りたためる!
  2. ハンモック兼、内ポッケつき!!
  3. 大容量!お買い得お肉パックも楽々入っちゃう!
  4. 家族用にも単身用にも!

の4つに決定。

★ではどんなバッグにしようか?★
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 学生たちが普段使用しているエコバッグを持ち寄り、比較検討会を行いました。いろいろなエコバッグを実際に手にとり、「ここがいいね」「見た目よりたくさん入りそうだね」「折り畳めていいね」など、それぞれのエコバッグの良さを発見。そこから、子育て家庭で使うことを想定し、どんなエコバッグがあったら喜ばれるか、自分も使ってみたくなるかを考えていきました。 
学生たちの感想
  • それぞれのバッグに良いと思う、取り入れたいと思う所がたくさんあったけれど、自分たちで作ることを考えた時に、難しい所もあり、そこを考えながら決めるのが大変だった。
  • どのエコバッグも捨てがたいぐらい可愛いく、選ぶのに迷った。
  • エコバックといっても様々な種類があり、その人の使う用途や家族構成などによって違ったり、こんな機能もあるんだ!と思うようなものもあったりと、普段はあまり気にせず使っているし、周りの人のものを見ることはないが、身近なものもよく見てみると色々な工夫がされていたり、沢山の種類があると思った。
  • エコバッグを選ぶ時はいつも自分で使いやすい物を中心に選んでいて、作りやすそうとかは考えなかったので貴重な体験だった。
  • 案を出した時はあまり作ることを考えずに私は提案していたと思います。みんなは現実味があり、シンプルな方が期間的にも作りやすいなと思いました。
  • エコバッグ一つでも色々な種類があり、驚きました。みんなが持っているエコバッグのいい所を集めて作ったら良いものになるのではないかと思いました。
  • 今は、いろいろなエコバッグがあります。とても優れた機能のバックや、単純な作りなのに、使いやすいバックなど様々です。特にこの授業では子ども関係なので子育てで大変な保護者の方達に向けて作るのならば、使いやすくて丈夫なバッグがいいと思いました。
★どんな生地で作る?2パターンの生地選び★

 モデルとなるエコバッグを1つ決めたら、次は生地選び!

 「花柄である」ということ以外、特に指定せず、あとは学生たちに自由に選んでプレゼンをしてもらいました。学生たちが選んできた生地の候補は、意外にも落ち着いた色ばかり。しかも「値段が安い」「まとめ買いするとお得!」などなど生活感のある選び方で驚きました。ナイロンと綿の生地を選び、生地の特性による縫いやすさ、作り方の違いも学ぶことができました。

学生たちの感想
  • そもそもエコバッグを作ったことがなかったため、バッグとして使う時に便利だと思うナイロンが良いと思ったけれど、実際に作ってみて縫いやすい、縫いにくいを考えてなかったと思う。それぞれの縫いやすさ、作りやすさを考慮して作るとしたらまた別の布を提案していたかもしれないし、調べてみると他にもいろいろな生地を使ったバッグもあると知った。
  • 自分が好きな柄を選ぶよりも「これが売ってたら買いたいかな」とか「あげる人に似合うもの」と自分のことより他人のことを考えて選んだので、商品制作しているような気持ちになった。
  • 花柄でナイロンというのは決まっていたけど、結構いろいろいあって、一人一人がそれぞれ生地を送り合った時に同じ生地を選んでる人が全然いなくて、どれにするかすごく悩みました。
  • グレーの布地は私は候補に入れてなかったけど、あらゆる層が手に取りやすいデザインであったことから、これにしてよかったと思った。
  • みんなが探してくれた柄がとてもかわいくて、今でもこの2つにして良かったと思ってます。生地も2つともナイロンだと思ってましたが、綿とナイロンを作る中で、完成の比較ができるので良かったと思います。
  • 水に濡れても汚れても洗える素材はナイロンひとつしかなかったので私自身、ナイロン生地がいいと思いました。みんなで決めたナイロンと布の生地はどちらともデザインも可愛く、満足でした。
★生地が決まって、次は寸法の決定と型紙づくり★

 実際に作る寸法をみんなで話し合いました。モデルとして選んだエコバッグのサイズを参考にしながら、持ち手の部分はどのような形にするか、長さは?切り取った部分を捨てずに利用するには?などなどいろんな視点から話し合いました。

 「エコバッグを作るのだから、生地を無駄にすることなくエコに作ろう!」がいつの間にかスローガンのようになっていました。

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 最終的にこのような寸法に決定。

 持ち手を作るために切り取った部分の生地は内ポッケとして使用、さらに端切れとして残る生地は、スナップボタンを取り付ける際の補強用として、バッグの内側に忍ばせて、というようにほとんど捨てる部分がないように無駄のない寸法に決定しました。

学生たちの感想
  • はじめから自分たちで決めるとしたらなかなか決められなかったと思う。実際に寸法のあるものを参考にできたおかげですんなり決まったと思う。
  • 生地を無駄にすることなく活用できる考えは凄いと思った。
  • 今回は私の母親が使っているエコバックを元につくったが、私も普段使っていて使い勝手がいいし、ネットでの口コミもよく、やはり良いものは誰が見ても使っても良いものと思うんだなと改めて思った。
  • 初めに裁断から取り掛かった時に想像以上に時間がかかる作業であると感じたので型紙があって助かったし、それにより私も型紙を作ってみんなで作業しやすいように工夫できた。
  • 正直長さのイメージが出来ずにこのくらいかと進めていました。切り取った部分をポッケに使うというのは余りが出ずにいいと思いました。想像力がなかった…
  • 持ち手の持ちやすさや容量などを話し合い決めました。丁度良いサイズ感で、袋の口が大きめで入れやすいなと思います。
  • このエコバッグを作る過程として、大きさはとても大事になってくると思いました。大きすぎても難しいし、小さすぎるのも少ししか入らないと考えてみんなでジャストな大きさを見出せる事ができました。ボタンの位置などもコンパクトさや、マチの作りなど考えて楽しかった。
★エコバッグづくりにいよいよ取りかかります!★

①まずは生地の裁断から

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決めた寸法通りに印をつけて、ズレないように。

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生地のカットも慎重に。ナイロン生地はツルツルしていて滑りやすいので綿の生地よりカットが難しかったです。

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内ポッケにもなるハンモックは、こんな風に、ぶどうやイチゴ、桃のパックなど、傷つけたくない商品を載せられるように考えました。

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去年の先輩たちが考案して作ってくれた「わだむすちゃん」のキャラクター!消しゴムハンコを活用して、ロゴのように内ポッケに縫い付けました。

②どこを縫うか、まち針をとめたり、手縫いで下縫いをしたり細かい準備作業が続きます。

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③あとはひたすらミシン!

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だんだんとバッグの形になっていきます。

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④マチをつくったり、コンパクトにまとめたりするためのスナップボタンを取り付けていきます。

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学生たちの感想
  • きちんと測って生地を切ったと思っていたけれどどこかで少しずれていたり、スナップボタンがうまく止められなかったり、縫い方の順番を間違えると見栄えが悪くなってしまったりと一つ作ったことでいろいろなことに気づけた。そのため二つ目を作るときは一つ目の失敗を活かして進めることが出来た。曲線を縫うところが何回やっても難しく、もっときれいに縫いたかった。
  • 私は元々ミシンや裁縫が好きな方なので意見を出したりアドバイスをしたりと楽しく授業に取り組めた。ただミシンの台数が決まってたり時間が決まってたりと、決められたものの中でやり遂げることはとても大変だなと思った。みんなで協力して楽しくできたので、こんなご時世だけどとてもいい思い出になった。
  • 表向きで縫ってから裏向きで縫うと表側が綺麗に見えることを知れたので、これからもミシンで何か縫うことがあったら使えるなと思いました。カーブするところは結構苦戦しながらやりましたが、意外と上手くいったりすると楽しかったです。ナイロンは縫う時にずれやすくて、2種類ともナイロンだったら心折れそうだったけど、違う生地で2種類できたのもよかったと思います。
  • 最初、型紙を切る所は少しもずれたくないと思って切りましたが、何故かずれてしまいました。ミシンに入るころには大分みんなより遅れてしまい焦りました。ゴールが中々見えなくて、弱音ばかり吐いていました。しかし、周りの人の頑張っている様子や友人に励まされ頑張ることができました。
★ついに完成!!★

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学生たちの感想
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  • 自分で初めてエコバッグを最初から最後まで作って、何となく愛着が湧いた。初めは自分で使うから多少汚くてもいいや、と思っていたけれど、だんだんと細かいところまでこだわりたいと思うようになった。
  • 自分たちで一から考えて作ったものが完成した時はとても嬉しかった。苦戦したところもあったけどうまくできてよかった。あげる人のことを考えて物を作ることはとてもいいなと思った。エコバックは今とても使う機会が多いので沢山使っていきたいと思った。
  • 1枚を完成させるのにこんなに時間がかかるのかと思いました。特に裁縫が得意なわけでもない自分が初めて作ったのに、出来上がってみるとすごくいい出来で嬉しかったです。ポケットを出すと見た目も可愛いし、かなり大容量だし、結構頑丈ですごくいいエコバックになったと思います。
  • 完成した時は、達成感と嬉しさでいっぱいでした。このような大きいものをミシンで作った事がなかったので意外と良い仕上がりで驚きました。デザインも大きさも全部が良くて、早く誰かに使って欲しい!と思いました。
  • 完成した時は、出来た!追いつけた!と達成感がとてもありました。愛着が湧いて、綺麗に畳もう、たくさん使おうという意識でした。
★どちらか1枚をプレゼント、もう1枚は自分用★
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 ついに2種類のエコバッグが完成しました。どちらか1枚を身近にいる大切な方へプレゼント。どちらも愛着が湧いて、どちらをプレゼント用にするか悩んでいました。

 本来ならば、地域と関わることがメインとなるこの授業は、最後に地域の子育て家庭にこのエコバッグをお渡しする予定でした。コロナ禍で地域と関わることができなかったため、学生たちには「自分自身の身近な大切な人、使って欲しいと思う人にプレゼントしてね」と伝えました。ほとんどの学生がお母様や子育て中の友達を選んでプレゼントしていたようです。

自分用に使ってみた感想、そしてプレゼントした方にも感想を聞いてみました。

学生たちが実際に使ってみた感想
  • 袋の口が大きいので入れやすいです。内ポケットに入れるときも、小さく畳まなくても入るのが嬉しいです。ハンモックは上に何も乗せなくても、荷物の飛び出しを防いでくれます。
  • 手作りだと思えない丈夫さでした!そして意外とたくさん入りました!持ち手の部分が太く仕上げたので肩にかけても重さが均一になり、破けたり取れたりすることもありませんでした。デザインもかわいいので普通のバッグかな?と思うくらいの自然なエコバッグでした!今の時代、エコバッグを持ち歩く事が多いのでこれからたくさん使っていきたいです。
  • 取っ手が繋がっているので入れにくかったけど、取っ手が繋がっているので肩に食い込まずに使えるのは良いと思った。生地が布なので仕方がないが、すぐにしわになってしまうと思った
  • グレーのエコバックを実際に使いました。普通によかったのですが、冷たい飲み物とか入れると、水滴で布の色が変わってしまうのが少し気になりました。あとは、そんなに買ってない時、マチを1番広くして使うと、すごく横長でちょっと不思議な形になるのが少し気になりました。たくさん買うぶんにはとても使いやすくてよかったです。
プレゼントした方の感想

小6と年長さんのお子さんのお母さんにナイロンの方をプレゼント

  • (スナップボタンを追加する前に渡してしまったため)もう少し畳んだ時に小さくなるといいと思った。
    大量に買うことが多いため、そうするとハンモックが使えなかった。
    子どもが塾に行くときに教材を入れるのにちょうどいい、汚れてもすぐ落ちる。

50代女性(22歳・21歳・19歳の子どもをもつお母さん)にナイロンの方をプレゼント

  • 肩にかけられていい
  • 畳みやすくコンパクトになっていい
  • ハンモックの部分を使わないとき外に出すことで中が見えないところが良い
  • 取っ手が繋がっているので入れにくい

50代女性 主婦

大きさが丁度良く、素材も硬すぎず、絵柄も可愛いくて知人に欲しいと言われました。
持ち手が1つの所も、初めは使い難いかなと思いましたが使ってみましたら、満杯に近い状態でも中身が落ちる心配が少なくなり、買い物の度に使わせて頂いています。コンパクトに収納できる所も持ち歩き易く気に入っています。
卵の入れる場所も一番上にありますから、買い物の後、自宅に戻り最初に卵を冷蔵庫にしまえて、とても素晴らしいアイデアだと思いました。
コロナ禍でエコバッグも消毒したり、洗い替えも出来ますので、2個作成して貰い助かりました。大袈裟かもしれませんが、3月で卒業し、社会人になる娘に手作りの作品を貰えた事をとてもとても嬉しく思っています。大切に使わせて頂きます。ありがとうございました

50代 女性

見た目より、荷物が多く入る。持ち手は分かれていた方がいい。
母親に渡しました。最近エコバッグを探そうと思っていたようなので、ちょうどよい大きさと使いやすさに喜んでいました。母が言うには、使いやすさも十分でしたが、コンパクトに畳めることも喜んでいました。綺麗に畳んでいれると言う事がないらしく、中のポッケに全部入れられる事が良いと言っていました。綺麗な仕上がりでこれからはこのエコバッグと共にお買い物もたのしむと言っていました。

30代男性

晩御飯をコンビニに買いに行ったときに使用しました。マチを作って使用しましたが、それでも単身者には少し大きすぎるかな、といった感じです。
ただ、ファミリーやカップルには良いサイズだと思います。
2種類の大きさがあればうれしいですね。
もしくは2wayで使用できると用途に合わせて使用できそうです。
耐荷重は問題ありませんでした。使い心地も不満はありませんし、デザインも30代一般成人男性が使用しても全然大丈夫です。
正直お金払って買っても良いと思うエコバックでした(笑)
今後も使用させていただきます!

 

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 デザインから完成まで全ての過程を自分たちの手で作り上げるという経験を通して、愛着の沸く素敵なエコバッグが完成しました。最初は「上手にできた方を自分用にする」と言っていた学生たちも、いつしか「綺麗な方をプレゼント用にする」と言うようになり、最終的には2種類とも離れがたい大切なバッグになっていたようです。

 「自分のため」だけでなく「使ってくれる人のため」に、その姿を思い浮かべながら物を作ることの素敵さを学生たちのエコバッグに向き合う姿から感じることができました。

(授業担当者:三國隆子)


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