2022.02.08
小此木麻里先生による特別授業が行われました
今年度より、特別講師も交えた「音楽アンサンブル」「パフォーマンスA・B」の授業が始まりました。
1月18日の「音楽アンサンブル」の授業では、塔の上のラプンツェル ラプンツェル役(歌吹き替え)などをされた小此木麻里先生をお招きした特別授業が行われました。
授業の初めに、リトルマーメイドから「パート・オブ・ユア・ワールド」、塔の上のラプンツェルから「魔法の花」「自由への扉」を歌っていただきました。
ピアノ伴奏はもちろん授業担当の飯田俊明先生。
豊かな表現力と声量で教室は一瞬にしてコンサート会場に。
最前列でコンサートを見ているような贅沢な時間に学生たちも感激の様子でした。
生き方から学ぶ
小此木麻里先生をお招きした本日の授業の目的は、先生の歌や表現のスキルを学ぶというよりも、先生が今まで歩んでこられた生き様をお伺いして、心で色々なことを感じてもらうことです。
あらかじめ学生から寄せられた質問を飯田先生が小此木先生にインタビューするといった方式で行われました。
子役からの歩み
お父様がギターを弾き、それに合わせて歌を歌うという日常を過ごし、歌うことが大好きで歌うこと以外は考えたことが無い少女だった小此木先生。
ミュージカル初舞台は8歳の時のレ・ミゼラブル。現場で歌唱指導を受けながら歌唱力を磨いて来たそうです。
子役から仕事をされてきましたが、十代後半から二十代前半は小柄で童顔という見た目と役のギャップに戸惑うことも少なくなかったそうです。
アルバイト経験のお話しも披露してくださいました。
アルバイトをしながら人と触れ合うことで、多くのことを学んだことは財産だとお話ししてくださいました。それは、現在も歌や芝居の表現につながっているとのこと。色々な世界を学んで吸収できる『若さ』は武器ともおっしゃっていました。
学生たちは、人生のあらゆることが学びであり、無駄なことは何一つないことを学ばせていただきました。
ラプンツェル役のオーディション
オーディションは2ヶ月かけて選考が行われたそうです。映画でラプンツェルの声を担当する中川翔子さんと声がかけ離れていないことなども選考のポイントだったそうで、忘れたころに合格の連絡があり、実際の録音現場では、英語の口の動きに歌を合せるのが難しかったそうです。
2011年の東日本大震災と公開が重なりましたが、たくさんの人が楽しみ、大ヒット映画となりました。
才能
2回くらい曲を聞くと覚えられるという天才肌の小此木先生ですが、飯田先生曰く「努力家で移動中の車内でもずっと音楽を聞き、あたりまえのように勉強をしていらっしゃる」とのこと。
続く飯田先生の「僕なんかずっとお菓子食べてるのに」の一言で教室には笑いが…。
緊張は悪いことではない
学生からの「緊張しますか?」の質問には、毎回ステージに出る前はいつも緊張するとのこと。しかし、お客さんに会うと緊張がほぐれるんだそうです。
うまく歌いたい、いいことをしゃべりたいといった、良く見せたいという感情が緊張になるので、今は「お客さまはみんなわたしの見方なのだから、みんなで楽しくいい空間を作りたい」と思うようになり、ステージを楽しまれているそうです。
コロナ禍で直接会うことが難しい昨今、このような授業で直接触れ合うことができて嬉しいともおっしゃってくださいました。
緊張は悪いことではなく、その場を大事に思うから緊張するのであって、誰しも緊張する。その緊張感を利用することが大事とも。
歌う時に考えていることは
歌を歌うときは、技術的にこうしよう,ああしようと思うのではなく、お客さまに何を伝えたいのか、今日のステージでどんな気持ちになって帰って欲しいのかを考えるようにしているとのこと。音楽は特に人柄が表れるそうです。
女子会トーク
最後は、どんな質問でもOKとのことで、質問タイムとなりました。
使っている化粧品、好きな食べ物、どこで服を買っているかなど、学生からの質問にも気さくに答えていただき、女子会トークで盛り上がりました。
授業の最後に、アナと雪の女王から「レット・イット・ゴー」を披露していただいた後、受講生も一緒に歌い、表現方法など教えてくださいました。
歌では豊かな表現力と歌唱力を惜しみなくご披露いただき、トークではキュートな小此木先生の魅力があふれ、とても贅沢な授業となりました。
時間はあっという間に過ぎ、最後は個別にサインや写真撮影に応じていただきました。
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