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幼児教育

2023.07.04

ひだまり見学レポートと親子懇談会を終えて

予防医療の啓発や産後ケアを行う施設である杉並区和田の「ひだまりクリニック」を見学した学生たちによる感想と、同日の親子懇談会を終えて“自身の想像と保護者の話を聞いて、もっとも異なっていたこと(ギャップを感じたこと)”について発表してもらったレポートを掲載いたします。

杉並区和田の「ひだまりクリニック」を
訪問した際のブログ記事はこちら

ひだまりクリニックを見学して

〇沐浴について教わることは多くても、病気について教わることは少ないというのが印象的で、実際に子育てをしていて日常生活のお世話は不安でも少しずつ慣れるだろうけれど、体調不良は知識がなければ判断できないし、とても不安になるだろうから、もっと病気について知る機会があればよいのにと思いました。
産後、一番大変で身体もつらくて、本当に育児ができるのか不安な時に、きちんとしたケアを受けて休める場所が重要だと感じました。あまり注目されないけれど、子育ての初めをきちんとケアする必要性を忘れてはならないと思いました。

小児科医、助産師、保育士がいる空間は、保護者の方はとても安心できるだろうと思った。その安心できる空間で子育ての相談ができたり、母親の体を休めたりできるのは心身ともにかなり支えになると感じた。自分に子どもができたら、このような場所を探して利用したいと思った。

〇クリニック自体は主に予防接種しかやっていないことに驚いたけれど、同じ時期のワクチンを一回に打つことを初めて知ったし、おもちゃがたくさんあって、楽しい思いをすることができるから“予防接種=嫌なもの”ではなくなるような環境だと思った。
産後ケアは、“産後うつ”とかにならないためにも必要だし、そこまででなくても、お母さんのケアや相談できる場としても大切だと思った。こういうのを知らないでうつになっていく人もいると思う。この制度を広めたい。クリニック全体にいろんなチラシやパンフレットなど情報を得る機会があるのがいい。

〇「産後ケア」の言葉は授業等を通して聞いたことがある程度であったが、改めて深く知ることができて、赤ちゃんにとってもだが、お母さんにとってとても必要な施設であると学んだ。また大人のワクチン接種をすることができるのは想像外であった。

〇産後ケアの施設は高級なイメージで誰でも利用できるイメージではなかったけれど、ひだまりクリニックは家庭的で実家のようなあたたかみがあって、行きやすいと思った。注射だけでなく、子育ての相談を気軽に話せる小児科医のいる場所ってなかなかないと思うので、とても需要が高いと感じた。

 

親子懇談会を終えて

もっとも想像と異なっていたこと(ギャップを感じたこと)

自分が思っていた以上に地域の子育てセンターや一時預かりを利用していた。授業でどのような支援をしているのか、内容だけは知っていたが、実際に利用した方の話は聞いたことがなかったので、勉強になった。ポジティブな意見が聞けたので、自分が保育者になったら保護者の方に積極的に伝えていこうと思う
また、どちらの旦那さん・家族も育児に積極的な方で、たまたま協力的な家庭だっただけかもしれないが、思っているよりも母親1人が抱え込んでしまっている状況が改善されてきているのではないかと感じた。

〇保育所から発信してほしいのが、保育所申請についての情報と言うこと。
発達について~とか、子どもとの過ごし方について~とか、そういう情報に需要があるのかと思っていたら、手続きについて説明が欲しいと返ってきたのが意外でした。
保育所の申請が点数制なのは知っていても、どういう風に点数を評価しているのかは知らないし、申請をどう行っているかは知らないので、入園前の制度面等自分の勤める地域の子育て支援の取り組みを知っておくことで支援にたどり着けない家庭にも支援の手を伸ばすことができるようになると思いました。

〇子育てで大変だと思うことの2点
・1つは「2人目だから大丈夫でしょ」と言われること
1人目とは違う人間だから大変ということはわかる。でも、自分でも無意識のうちにそう思っているところがあったかもしれない。そんな無意識の言葉で傷つけたり、プレッシャーを与えたりしていることがあると気づいた。気を付けないと、と思った。
・2つ目は、旦那さんがいろんな情報を仕入れてくること
いろんな本やサイトで情報を得るらしく、「完母にしてほしい」と言われたらしい。夫婦で話し合って、完母にするかわりに家事をするということになった、ということ。

〇自分は薬が大嫌いだったため、好んで飲んでいる子がいることに驚いた。
「お薬飲めたね」はダメでヤクルトにしたら飲んでくれたと言っていて、そんな工夫をされていることに驚いた

〇最近一人の時間はあるのかという質問に「マッサージに行った」と答えていたこと。一人で抱えこむのではなく、しっかりとリフレッシュできる環境があるのだと思った。

 

今回ご参加いただいた親子の皆さま、ひだまりクリニックスタッフの皆さま、ご協力ありがとうございました。
座学では学べない、たくさんのことを感じ取った1日となりました。

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専攻科(幼児教育専攻)「医療と子育て」/阿真京子


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